67 親がないコンテンツ

同期で実行でないタスクの1つに、依存性のある同期化されたアセットの削除があります。これにより、親がないコンテンツが生じます。

親がないコンテンツとは、対応するコンテンツ・アイテムが同期で削除されたか、(「サイトに同期化」オプションを「False」に設定して)無効化されたか、あるいは期限切れになったときに削除できないアセットです。親がないアセットは、前回の同期セッション以降、そのアセットに依存性が作成されているため削除できません。

注意:

同期されたアセットがコンテンツ管理サイト全体で共有されている場合は、依存性がないかぎり削除されます。

親がないアセットを判別するには::

  1. 管理インタフェースの「一般的な管理」ツリーで、「コネクタ管理者」ノードを開きます。
  2. 「親がないコンテンツ」を選択し、「コネクタの親がないコンテンツ」表を開きます。

    「コネクタの親がないコンテンツ」表には、削除されたソースのコンテンツ・アイテム、親がないアセットおよびそれらの依存アセットを示す列が表示されます。

    • 「コンテンツID」列には、WebCenter Contentの同期において削除または無効化されたコンテンツ・アイテムのコンテンツIDがリストされます。

    • 「コネクタ・トークン」列には、トークンのupdate_numberがリストされ、これに基づいてコンテンツ・アイテムがコネクタによって処理された日時を導出できます。『Oracle WebCenter Sitesの管理』の同期ポイントへのロールバックに関する項の説明に従って、WCSキュー・サポート情報表から日付と時間を取得できます。

    • 「アセットID」列には、親がないアセットがWebCenter SitesアセットIDによってリストされます。

    • 「参照元」列には、(親がないアセットを参照している)依存アセットがリストされます。

    • 「注釈」列には、親がないアセットの追加情報(ある場合)がリストされます。

  3. 「コネクタの親がないコンテンツ」表を使用して、WebCenter Content内の親がないアセットを見つけます。削除されたコンテンツ・アイテムの詳細は、WebCenter Contentで確認できます。