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Oracle Databaseリリース19cにおける変更点

Oracle Databaseリリース19cの『Oracle Databaseデータベース開発ガイド』における変更点は次のとおりです。

新機能

『Oracle Databaseデータベース開発ガイド』のこのリリースでの新機能。

変更問合せ通知の新しいOCI登録モード

アプリケーションでは、クライアントが開始した接続モードを使用して、変更問合せ通知(CQN)を登録および受信できます。

Oracle Databaseリリース19c, バージョン19.1以降では、クラウドのアプリケーションで動作するように新しいOCI登録モードが設計されました。この新しいモードは、オンプレミスで実行されているアプリケーションでも動作します。この通知配信モードでは、クライアント・アプリケーションは通知を受信するためにOracleデータベース・サーバーへの接続を開始します。クライアントが開始した接続は、特別なネットワーク構成を必要とせず、使いやすくセキュアです。

詳細は、「クライアントが開始したCQN登録でのOCIの使用」を参照してください

非推奨となった機能

この項では、『データベース開発ガイド』に含まれていた非推奨となった機能について説明します。

Oracle Database 19cで非推奨となった機能

Oracle Fail Safeは非推奨になりました。今後のリリースではサポート対象外になり、使用できなくなる可能性があります。

関連項目:

詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

ネイティブ暗号化のセキュリティ更新

Oracleは、Oracle Databaseリリース11.2以降における、ネイティブ・ネットワーク暗号化環境に影響を与える必要なセキュリティ機能強化に対応するために、ダウンロード可能なパッチを提供しています。

このパッチは、My Oracle Supportノート2118136.2で入手できます。

改善されたサポート対象アルゴリズムは次のとおりです。

  • 暗号化アルゴリズム: AES128、AES192およびAES256
  • チェックサム・アルゴリズム: SHA1、SHA256、SHA384およびSHA512

非推奨であり、使用すべきでないアルゴリズムは次のとおりです。

  • 暗号化アルゴリズム: DES、DES40、3DES112、3DES168、RC4_40、RC4_56、RC4_128およびRC4_256
  • チェックサム・アルゴリズム: MD5

サイトでネットワーク・ネイティブ暗号化を使用する必要がある場合は、My Oracle Supportノート2118136.2で説明されているパッチをダウンロードする必要があります。ご使用のOracle Databaseインストールの円滑な移行を可能にするために、このパッチでは、より弱いアルゴリズムを無効にしより強力なアルゴリズムの使用を開始できる、2つのパラメータが提供されます。このパッチは、サーバー上とクライアント上の両方のOracle Databaseインストールにインストールする必要があります。

ネットワーク・ネイティブ暗号化の代替となるのは、TLS (トランスポート層セキュリティ)であり、中間者攻撃からの保護を実現します。

関連項目:

サポート対象外機能

Oracle Database 19cでサポート対象外となった機能

Oracle Multimediaは全面的にサポート対象外となりました。SecureFiles LOBにマルチメディア・コンテンツを格納し、サード・パーティ製品を使用することをお薦めします。

関連項目:

詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。