はじめに

このマニュアルでは、Oracle Databaseに格納されるJSONデータの使用について説明します。データの格納、生成、表示、操作、管理、検索および問合せの方法を対象とします。

対象読者

『Oracle Database JSON開発者ガイド』は、Oracle Database上でJSONアプリケーションを構築する開発者を対象としています。

このマニュアルを使用するときには、JSONの理解が役立ちます。このマニュアルに示されている多くの例は、SQLまたはPL/SQLで記述されています。これらのうち1つの言語の実用経験があることが前提となります。

ドキュメントのアクセシビリティ

オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

関連ドキュメント

この開発者ガイドに関連しているOracleおよび他のリソースが提示されます。

リリース・ノート、インストール関連ドキュメント、ホワイト・ペーパーまたはその他の関連ドキュメントは、OTN-J(Oracle Technology Network Japan)から、無償でダウンロードできます。OTNを使用するには、オンラインでの登録が必要です。登録は、OTNへの登録から無償で行えます。

その他の情報については、次のサイトを参照してください。

  • ISO/IEC 13249-2:2000、「Information technology - Database languages - SQL Multimedia and Application Packages - Part 2: Full-Text」、International Organization For Standardization、2000

表記規則

このドキュメントで使用する表記規則について説明します。

表記規則 意味

boldface

太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。

italic

イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

monospace

等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。

コード例

このマニュアルのコード例は、説明のためのみに使用しています。しかし多くの場合、例の一部をコピー・アンド・ペーストし、自分の環境で実行できます。

JSONデータのフォーマット出力

特に長かったり複雑なJSONデータを読みやすくするため、コード例では、出力をフォーマット出力で示す場合があります。

実行計画

このマニュアルのコード例には、実行計画を表しているものがあります。これらは、説明のためのみに使用しています。ここで示している例を自分の環境で実行すると、示された内容とは異なる実行計画になる可能性があります。

大/小文字の区別に関する注意

JSONでは大/小文字が区別されます。SQLでは大/小文字は区別されませんが、SQLコードで使用される名前は暗黙的に大文字です。

このマニュアルの例については、次の点に注意してください。

  • SQLでは大/小文字が区別されますが、SQLコード内の名前は、二重引用符(")で囲まないかぎり、暗黙的に大文字であるとみなされます。

  • JSONでは大/小文字が区別されます。JSONコード内では大文字と小文字を正確に使い分けてSQL名を表記する必要があります(大文字のSQL名は大文字で記述する必要があります)。

たとえば、SQLで二重引用符を使用せずにmy_tableという名前の表を作成する場合、JSONコードではこの名前をMY_TABLEとして表記する必要があります。