215 DBMS_XMLSCHEMA_UTIL
DBMS_XMLSCHEMA_UTILパッケージは、XMLスキーマを検証するためのインタフェースを提供します。
この章のトピックは、次のとおりです:
215.2 DBMS_XMLSCHEMA_UTILサブプログラムの要約
このトピックは、DBMS_XMLSCHEMA_UTILサブプログラムをアルファベット順に示し、簡単に説明しています。
表215-1 DBMS_XMLSCHEMA_UTILパッケージのサブプログラム
| サブプログラム | 説明 |
|---|---|
|
スキーマに対してXML文書を検証します |
|
|
スキーマに対してXML文書を検証します |
215.2.1 CONFORMINGファンクション
このファンクションは、スキーマに対してXML文書を検証するために使用します。
構文
DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.CONFORMING ( doc IN XMLTYPE, sch IN XMLTYPE) RETURN NUMBER;
パラメータ
表215-2 CONFORMINGファンクションのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
XMLインスタンス |
|
|
XMLスキーマ |
ファンクションの例外
DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.CONFORMINGファンクションの例外は次のとおりです。
- このファンクションは、スキーマが有効で、文書がスキーマに準拠している場合はゼロを返します。それ以外の場合は、スキーマ検証からLSXエラー・コードを返します。
ノート:
このファンクションは、xmlデータ・インスタンスとxmlスキーマ・インスタンスを指定します。ユーザーはスキーマを登録する必要はありません。
例: 文書がスキーマに準拠している
SELECT DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.CONFORMING(
XMLType('<A/>'),
XMLType(
'<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<xs:element name="A" type="xs:string"/>
</xs:schema>')) "LSX CODE"
FROM DUAL;
215.2.2 VALIDATEプロシージャ
このプロシージャは、スキーマに対してXML文書を検証するために使用します。
構文
DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.VALIDATE ( doc IN XMLTYPE, sch IN XMLTYPE);
パラメータ
表215-3 VALIDATEプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
XMLインスタンス |
|
|
XMLスキーマ |
プロシージャの例外
DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.VALIDATEプロシージャの例外は次のとおりです。
- このプロシージャは、スキーマが有効でないか、文書がスキーマに準拠していない場合にORA-31154を生成します。
ノート:
このプロシージャは、xmlデータ・インスタンスとxmlスキーマ・インスタンスを指定します。ユーザーはスキーマを登録する必要はありません。
例: 文書がスキーマに準拠している
BEGIN
DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.VALIDATE(
XMLType('<A/>'),
XMLType(
'<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<xs:element name="A" type="xs:string"/>
</xs:schema>'));
END;
/