228 OWA_IMAGE

OWA_IMAGEパッケージは、ユーザーがイメージ上でクリックした座標にアクセスするためのインタフェースを提供します。

この章の内容は次のとおりです。

参照:

このパッケージの実装の詳細は、次のマニュアルを参照してください。

228.1 OWA_IMAGEの概要

PL/SQLゲートウェイを起動する宛先リンクを持つイメージ・マップがある場合に、このパッケージを使用します。

228.2 OWA_IMAGEのタイプ

このデータ・タイプ(point)には座標のXおよびYの値が含まれていて、イメージ・マップ上でユーザーがクリックした座標を提供します。

次のように定義されます。

TYPE POINT IS TABLE OF VARCHAR2(32767) INDEX BY BINARY_INTEGER

228.3 OWA_IMAGEの変数

このTYPE POINTのパッケージ変数(null_point)は、デフォルトのポイント・パラメータとして使用されます。この変数のXおよびYフィールドはいずれもNULLです。

228.4 OWA_IMAGEの例

この例では、OWA_IMAGEの使用方法を示します。

CREATE OR REPLACE PROCEDURE process_image
    (my_img in OWA_IMAGE.POINT)
    AS
    x integer := OWA_IMAGE.GET_X(my_img);
    y integer := OWA_IMAGE.GET_Y(my_img);
BEGIN
    /* process the coordinate */
END

228.5 OWA_IMAGEサブプログラムの要約

この表は、OWA_IMAGEサブプログラムを示し、簡単に説明しています。

表228-1 OWA_IMAGEパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

GET_Xファンクション

pointタイプのX値を取得します。

GET_Yファンクション

pointタイプのY値を取得します。

228.5.1 GET_Xファンクション

このファンクションは、ユーザーがイメージ・マップ上でクリックするポイントのX座標を戻します。

構文

OWA_IMAGE.GET_X(
   p        IN        point)
 RETURN INTEGER;

パラメータ

表228-2 GET_Xファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

p

ユーザーがクリックしたポイント。

戻り値

整数としてのX座標。

228.5.2 GET_Yファンクション

このファンクションは、ユーザーがイメージ・マップ上でクリックするポイントのY座標を戻します。

構文

OWA_IMAGE.GET_Y(
   p        IN        point)
 RETURN INTEGER;

パラメータ

表228-3 GET_Yファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

p

ユーザーがクリックしたポイント。

戻り値

整数としてのY座標。