190 DBMS_USER_CERTS
DBMS_USER_CERTSパッケージでは、証明書を追加および削除できます。
この章のトピックは、次のとおりです:
参照:
- ブロックチェーン表の非表示列の詳細は、ブロックチェーン表の非表示列を参照してください
190.1 DBMS_USER_CERTSの概要
DBMS_USER_CERTSパッケージでは、証明書を追加および削除できます。
DBMS_USER_CERTSパッケージでは、次の操作ができます。
- 証明書の追加
- 証明書の削除
1つのユースケースとして、デジタル署名をブロックチェーン表の行に添付し、後でデジタル署名を検証できます。ブロックチェーン表内の1つ以上の行への署名に使用され、その後期限切れになった証明書は、ブロックチェーン表からそれらすべての行が削除されるまでデータベースに残っている必要があります。
190.2 DBMS_USER_CERTSのセキュリティ・モデル
DBMS_USER_CERTSパッケージは、SYSによって所有され、データベース・インストールの一環としてインストールされます。
ADD_CERTIFICATE()プロシージャとDROP_CERTIFICATE()サブプログラムはいずれも、データベース・ユーザーが実行できます。DBMS_USER_CERTSパッケージに対するEXECUTE権限は、PUBLICロールに付与されます。- データベース・ユーザーは
ADD_CERTIFICATE()を使用して複数の証明書を追加でき、各証明書はGUIDを使用して一意に識別されます。 SYSDBAまたは証明書を所有するユーザーのみが、DROP_CERTIFICATE()を使用して削除できます。
190.3 DBMS_USER_CERTSサブプログラムの要約
DBMS_USER_CERTSパッケージでは、ADD_CERTIFICATEおよびDROP_CERTIFICATEサブプログラムを使用して、現行のユーザーによるブロックチェーン表の署名検証に使用されるX.509証明書を追加および削除します。
表190-1 DBMS_USER_CERTSパッケージのサブプログラム
| サブプログラム | 説明 |
|---|---|
| ADD_CERTIFICATEプロシージャ | ブロックチェーン表の署名検証に使用されるX.509証明書を追加します。
|
| DROP_CERTIFICATEプロシージャ | ブロックチェーン表の署名検証に使用される証明書を削除します。 |