187.1.8 UNDO_HEALTHファンクション

指定された期間の履歴情報に基づいて、UNDO保存およびUNDO表領域サイズの現在の設定に問題があるかどうかを確認し、問題を修正するための推奨事項を提供します。

構文

戻り値が0の場合、問題は見つかっていません。それ以外の場合は、パラメータprobおよびrecoが、問題、およびその問題の修正に関する推奨事項です。

メモリー内の履歴情報を使用した出力の表示:

DBMS_UNDO_ADV.UNDO_HEALTH(
    prob OUT VARCHAR2,
    reco OUT VARCHAR2,
    rtn1 OUT VARCHAR2,
    retn OUT NUMBER,
    utbs OUT NUMBER); 

開始時間と終了時間を使用した出力の表示:

DBMS_UNDO_ADV.UNDO_HEALTH(
    prob OUT VARCHAR2,
    reco OUT VARCHAR2,
    rtn1 OUT VARCHAR2,
    retn OUT NUMBER,
    utbs OUT NUMBER)
RETURN NUMBER; 

開始および終了AWRスナップショットIDを使用した出力の表示:

DBMS_UNDO_ADV.UNDO_HEALTH(
    begin_snap IN  NUMBER,
    end_snap   IN  NUMBER,
    prob       OUT VARCHAR2,
    reco       OUT VARCHAR2,
    rtn1       OUT VARCHAR2,
    retn       OUT NUMBER,
    utbs       OUT NUMBER)
RETURN NUMBER;  

パラメータ

表187-9 UNDO_HEALTHファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

start_time

指定期間の開始時間。

end_time

指定期間の終了時間。

begin_snap

開始スナップショット識別子。これは、AWRでのbegin_snap識別子からの履歴情報に基づいています。

end_snap

終了スナップショット識別子。これは、AWRでのend_snap識別子までの履歴情報に基づいています。

prob 診断対象となる問題。

たとえば、長時間実行されている問合せが失敗している可能性がある、またはUNDO表領域でundo_retentionに対応できないなどです。

reco 問題を修正するための推奨事項。
rtn1 その推奨事項の根本理由。
retn 保存を変更することが推奨事項である場合の、保存の数値。
utbs UNDO表領域のサイズを変更することが推奨事項である場合の、UNDO表領域のサイズの数値(MB)。