2.4.2 サイレント・モードでの状態チェックの実行

自動デーモン・モード操作により状態チェックをスケジュールすることによって、状態チェックを自動的に実行します。

ノート:

サイレント・モード操作は、デーモン・モードが使用可能になる前にこれを使用していたお客様の下位互換性のために保持されています。サイレント・モードは、実行されるチェックに制限があり、オラクルではこれをさらに拡張する予定はありません。

  • -sオプションを使用してサイレント・モードで状態チェックを実行した場合、ストレージ・サーバーおよびスイッチに対するチェックは実行されません。

  • -Sオプションを使用してサイレント・モードで状態チェックを実行した場合、rootアクセスを必要とするデータベース・サーバーに対するチェックは除外されます。また、ストレージ・サーバーおよびデータベース・サーバーに対するチェックも実行されません。

状態チェックをサイレントに実行するには、パスワードなしのSSH等価を構成します。単一インスタンス・データベースに対して実行するなど、リモート・チェックを実行する必要はありません。

状態チェックがサイレントに実行されたときの出力は、オンデマンド・モード操作で記述される出力と同様です。

ノート:

Oracle Engineered Systemでサイレント・モード操作で実行するよう構成されていない場合、ツールは、ストレージ・サーバーのチェックまたはInfiniBandスイッチのチェックを実行しません。

rootアクセスを必要とする状態チェックを含める

rootとして実行するか、sudoアクセスを構成して、サイレント・モードで状態チェックを実行してrootアクセスが必要なチェックを含めます。

rootアクセスが必要なチェックを含む状態チェックを実行するには、他の必要なオプションの前に–sオプションを使用します。
$ ./orachk –s
$ ./exachk –s

rootアクセスを必要とする状態チェックを除外する

rootアクセスが必要なチェックを除外する状態チェックを実行するには、他の必要なオプションの前に–Sオプションを使用します。
$ ./orachk –S
$ ./exachk –S