Standard Edition高可用性について

Oracle Database 19 c以降、高可用性モードでOracle Database Standard Edition 2をインストールできます。

ノート:

IBM AIX上のACFS記憶域オプションは、Oracle Database 19cで非推奨となりました。

Standard Edition高可用性は、Oracle Clusterwareを使用する単一インスタンスのStandard Edition Oracle Databasesにクラスタ・ベースのフェイルオーバーを提供します。

Oracle Standard Edition高可用性の利点は、Oracle Clusterware、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)およびOracle ASM Cluster File System (Oracle ACFS)など、Oracle Grid Infrastructureにすでに含まれているクラスタ機能およびストレージ・ソリューションです。

データベース・ファイル用および非構造化データ用のOracle ASMやOracle ACFSなどの、統合された、共有の、同時にマウントされた記憶域を使用することにより、Oracle Grid Infrastructureではフェイルオーバーのノード上でOracle Databaseを再起動でき、これは、フェイルオーバーおよび再マウントされたボリュームやファイル・システムに依存するクラスタ・ソリューションよりもはるかに高速です。

Oracle Database 19cリリース更新(19.7)以降、Standard Edition高可用性は、Linux x86-64、Oracle Solaris on SPARC (64ビット)およびMicrosoft Windowsでサポートされています。

Oracle Database 19cリリース更新(19.13)以降、Standard Edition高可用性はIBM AIX on POWER Systems (64ビット)およびHP-UX Itaniumでサポートされています。

ノート:

この項では、Standard Edition Oracle Databases 19cに向けてクラスタ・ベースのデータベース・フェイルオーバーを提供する、Standard Edition高可用性について詳しく説明します。Oracle Databaseの高可用性オプションの詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。