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Oracle Grid Infrastructureのインストーラ計画のチェックリスト

Oracle Universal Installerを起動する前に、Oracle Grid Infrastructureインストールを計画するためのチェックリストを確認します。

表1-8 Oracle Grid InfrastructureをインストールするためのOracle Universal Installerのチェックリスト

チェック内容 タスク
リリース・ノートの参照

ご使用のプラットフォームのリリース・ノートを確認します。次のURLでご使用のリリースのリリース・ノートを入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html

ライセンス情報の確認

ライセンスを購入したOracle Databaseメディア・パック内のコンポートのみを使用できます。詳細は、次を参照してください。

Oracle Databaseライセンス情報ユーザー・マニュアル

CVUによるOUIの実行および修正スクリプトの使用

Oracle Universal Installerはクラスタ検証ユーティリティ(CVU)と完全に統合され、多くのCVU前提条件チェックを自動化します。Oracle Universal Installerを実行すると、すべての前提条件チェックが実行され、修正スクリプトが作成されます。

CVUコマンドを手動で実行して、システム準備状況をチェックすることもできます。詳細は、次を参照してください。

Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド

実行時のOracle ORAchkおよびアップグレード・チェックまたは実行時ヘルス・チェックのダウンロードと実行

Oracle ORAchkユーティリティは、インストール後の問題の回避に役立つシステム・チェックを提供します。これらのチェックには、カーネル要件、オペレーティング・システム・リソース割当て、および他のシステム要件が含まれます。

Oracle ORAchkアップグレード準備状況アセスメントを使用して、アップグレードに必要なアップグレード固有の自動化されたシステム・ヘルス・チェックを入手します。たとえば:

./orachk -u -o pre

Oracle ORAchkアップグレード準備状況アセスメントにより、Oracleアップグレード・ドキュメントに記載されたアップグレード前およびアップグレード後の手動チェックの多くが自動化されます。

Oracle ORAchkは、Cygwin環境のWindowsプラットフォームでのみサポートされます。詳細は、次を参照してください。

https://support.oracle.com/epmos/faces/DocContentDisplay?id=2550798.1&parent=DOCUMENTATION&sourceId=USERGUIDE

インストール中にcronジョブが実行されないことの確認 日常のcronジョブが開始するときにインストーラが実行中の場合、インストールの完了前にcronジョブによるクリーンアップが実行されて一時ファイルが削除されると、予期しないインストールの問題が発生することがあります。日常のcronジョブを実行する前にインストールを完了するか、インストールが完了するまで、クリーンアップを行う日常のcronジョブを無効にすることをお薦めします。
My Oracle Supportアカウント情報の取得

インストール時に、セキュリティ・アップデートの構成、ソフトウェア・アップデートのダウンロード、および他のインストール・タスクを行うには、My Oracle Supportのユーザー名およびパスワードが必要です。次のURLでMy Oracle Supportに登録できます。

https://support.oracle.com/

Oracleプロセスの実行の確認および必要に応じたプロセスの停止
  • Oracle ASMを使用していないスタンドアロンのデータベースが存在するノードの場合: Oracle Grid Infrastructureソフトウェアのインストールの間、データベースを停止する必要はありません。

  • Oracle ASMを使用するスタンドアロンのOracle Databaseが存在するノードの場合: 既存のOracle ASMインスタンスを停止します。Oracle ASMインスタンスは、インストール中に再起動されます。

  • Oracle RAC Databaseノードの場合: このインストールでは、Oracle ClusterwareがOracle RACを実行する必要があるため、Oracle Clusterwareのアップグレードが必要です。アップグレードの一環として、データベースを停止する必要がありますが、その際、一度に1ノードずつ停止します。これは、ローリング・アップグレードがノードからノードへと実行されるためです。