既存のOracle Clusterwareインストールをアップグレードするための準備
既存のOracle Clusterwareインストールがある場合は、アウトオブプレース・アップグレードを行うことにより、既存のクラスタをアップグレードします。インプレース・アップグレードは実行できません。
次のトピックでは、Oracle Grid Infrastructureをアップグレードする前に実行できるステップを示します。
- Oracle Grid Infrastructureのアップグレードのチェックリスト
既存のOracle Grid Infrastructureをアップグレードする前にこのチェックリストを確認します。クラスタは、すべてのクラスタ・メンバー・ノードで新しいインストールが実行されて、新しいクラスタウェアがアクティブなバージョンになるまでアップグレードされます。 - Oracle Grid Infrastructureをアップグレードする前に完了する必要のあるチェック
Oracle Grid Infrastructureをアップグレードする前に、次の作業を行います。 - NFSからOracle ASMへのOracle Clusterwareファイルの移動
Oracle Cluster Registry (OCR)および投票ファイルをネットワーク・ファイル・システム(NFS)からOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ディスク・グループに移動できます。 - Oracle ORAchkアップグレード準備状況アセスメントの実行
Oracle Grid Infrastructureをアップグレードする前に、Oracle ORAchkアップグレード準備状況アセスメントをダウンロードおよび実行します。 - CVUを使用した、Oracle Clusterwareのアップグレードに対する準備状況の検証
アップグレードが正常に行われるようにするには、クラスタ検証ユーティリティ(CVU)を使用することをお薦めします。 - テスト実行アップグレード・モードの使用によるシステム・アップグレード準備状況の確認
Oracle Clusterwareのアップグレードの準備状況を確認するには、Oracle Grid Infrastructureインストール・ウィザードgridSetup.sh
のテスト実行アップグレード・モードを使用します。