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A.4.3 レスポンス・ファイルの記録

インストーラを対話モードで使用してレスポンス・ファイルに記録し、このファイルを編集して完全なサイレント・モードまたはレスポンス・ファイル・モードのインストールに使用できます。

この方法は、拡張インストールまたはソフトウェアのみのインストールに役立ちます。「サマリー」ページで「レスポンス・ファイルの保存」をクリックすると、インストール中のすべてのインストール・ステップをレスポンス・ファイルに保存できます。生成されたレスポンス・ファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。

レスポンス・ファイルを記録する際は、インストールを最後まで実行することも、またはインストーラでローカル・ディスクにソフトウェアをコピーする前に「サマリー」ページでインストーラを終了することもできます。

レスポンス・ファイル・モードのインストール中に記録モードを使用すると、インストーラは元のレスポンス・ファイルに指定されていた変数値を新しいレスポンス・ファイルに記録します。

ノート:

レスポンス・ファイルの記録中は、パスワードを保存できません。
  1. 標準インストール用のインストール前作業を実行します。
    インストーラを実行してレスポンス・ファイルに記録する際、インストーラはシステムを確認してソフトウェアをインストールするための要件を満たしているかどうかを検証します。そのため、必要なすべてのインストール前作業を完了してから、インストールを実行してレスポンス・ファイルを記録することをお薦めします。
  2. Oracleインストール・ユーザーとしてログインします。Oracleインストール・ユーザーが、インストール中に指定するGridホーム・パスの作成または書込み権限を持つことを確認します。
  3. インストーラを起動します。インストールの各画面で、必要な情報を指定します。
  4. インストーラの「サマリー」画面が表示されたら、次のステップを実行します。
    1. 「レスポンス・ファイルの保存」をクリックします。ポップアップ・ウィンドウで、値をレスポンス・ファイルに保存するためのファイル名と場所を指定し、「保存」をクリックします。
    2. 「終了」をクリックしてインストールを続行します。
      インストールを続行しない場合は、「取消」をクリックします。記録されたレスポンス・ファイルは保持され、インストール処理が停止します。

      ノート:

      レスポンス・ファイル名には、.rspの接尾辞を付ける必要があります。
  5. 保存したレスポンス・ファイルを別のシステムで使用する前に、ファイルを編集して必要な変更を加えます。編集する際は、ファイルに記載された説明をガイドとして使用してください。