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A.5 レスポンス・ファイルを使用したOracle Universal Installerの実行

レスポンス・ファイルの作成後、作成したレスポンス・ファイルを指定してコマンドラインからOracle Universal Installerを実行し、インストールを実行します。

Oracle Universal Installerの実行可能ファイルsetup.exeには、いくつかのオプションが用意されています。すべてのオプションのヘルプ情報を参照するには、setup.exeコマンドで-helpオプションを指定します。たとえば:

  • Oracle Databaseの場合:

    db_home> setup.exe -help
  • Oracle Grid Infrastructureの場合:

    Grid_home> setup.exe -help

しばらくすると、セッション・ウィンドウ上にヘルプ情報が表示されます。

レスポンス・ファイルを使用してインストーラを実行するには、次のステップを実行します。

  1. 通常のインストールと同様にインストール前の作業を実行します。
  2. 管理者ユーザーまたはソフトウェアをインストールしたユーザーとしてログインします。
  3. コマンドを次のように入力して、サイレント・モードまたはレスポンス・ファイル・モードでインストーラを起動します。
    • Oracle Databaseの場合:

      C:\> db_home\setup.exe [-silent]  \
           -responseFile response_filename
    • Oracle Grid Infrastructureの場合:

      C:\> Grid_home\setup.exe [-silent]  \
           -responseFile response_filename

    ノート:

    レスポンス・ファイルのパスを相対パスで指定しないでください。相対パスを指定すると、インストーラが失敗します。

    この例の説明は、次のとおりです。

    • db_homeは、Oracle Databaseインストール・ソフトウェアをコピーしたハード・ドライブ上のディレクトリです。

    • Grid_homeは、Oracle Grid Infrastructureインストール・ソフトウェアをコピーしたハード・ドライブ上のディレクトリです。

    • -silentは、インストーラをサイレント・モードで実行します。

    • response_filenameは、構成済のインストール・レスポンス・ファイルのフルパスと名前です。