デフォルトのOracleホームでの新しいデータベースの作成
POST
/environment/databases/
$ORACLE_HOME環境変数によって指定されたOracleホームに新しいデータベースを作成します。このOracleホームは、Oracle REST Data Servicesサーバー・インスタンスと同じホスト上にある必要があります。クライアントは、このサービスを起動するにはシステム管理者ロールが必要です。
リクエスト
サポートされるメディア・タイプ
- application/json
データベースを作成するためのペイロード。
ルート・スキーマ: schema
タイプ:
ソースの表示
object
- container_configuration(optional): object container_configuration
このオブジェクトは、指定されたPDB設定を使用してコンテナ・データベースを作成することを指定します。
- global_database_name(optional): string
グローバル・データベース名。
- response_file(optional): string
使用するDBCAのレスポンス・ファイルの名前。
- sys_user_password(optional): string
新しいデータベースのsysユーザーのパスワード。
- system_user_password(optional): string
新しいデータベースのシステム・ユーザーのパスワード。
- template_name(optional): string
使用するDBCAのテンプレート・ファイルの名前。
- total_memory(optional): integer
新しいデータベースが使用できる物理メモリーの合計量(MB)。
ネストされたスキーマ : container_configuration
タイプ:
object
このオブジェクトは、指定されたPDB設定を使用してコンテナ・データベースを作成することを指定します。
ソースの表示
ネストされたスキーマ: items
タイプ:
ソースの表示
object
- number_of_pdbs: integer
作成するプラガブル・データベースの数。
- pdb_administrator_password: string
各プラガブル・データベースに作成されるPDBADMINユーザーのパスワード。
- pdb_name: string
作成される各プラガブル・データベースに使用する名前接頭辞。
レスポンス
サポートされるメディア・タイプ
- application/json
202 レスポンス
例
次の例は、cURLを使用してRESTリソースに対するPOSTリクエストを発行することによって、デフォルトのOracleホームで新規データベースを作成する方法を示しています。
curl -i -X POST -u username:password
-d @request_body.json
-H "Content-Type:application/json" https://rest_server_url/ords/_/db-api/stable/environment/databases/
リクエスト本文の例
ノート:
前述のコマンドで使用されるURL構造
https://rest_server_url/resource-path
には、次の要素があります。
rest_server_url
はOracle Rest Data Serverが実行されているRESTサーバーです- URLの残りの部分には、ORDSコンテキスト・ルート、使用するORDSデータベースAPIのバージョン、およびこの操作のパスが含まれます。
次に、デフォルトのOracleホームに2つのプラガブル・データベースを持つコンテナ・データベースを作成するためのリクエスト本体の例を示します。Oracleホームのdbcaテンプレート・ディレクトリのGeneral_Purpose.dbc
テンプレート・ファイルが使用されます。コンテナ・データベースを作成することを示すcontainer_configuration
プロパティがリクエストに指定されます。このシナリオでは、コンテナ・データベース名はdevcdb1
、プラガブル・データベース名はpdbtest1およびpdbtest2です。このリクエストに対するレスポンスは、リクエストを処理するために作成されたDBCAジョブの場所になります。
{
"global_database_name": "devcdb1",
"template_name": "General_Purpose.dbc",
"sys_user_password": "W3lc0m31",
"system_user_password": "W3lc0m31",
"container_configuration": {
"number_of_pdbs": 2,
"pdb_name": "pdbtest",
"pdb_administrator_password": "W3lc0m31"
}
}
レスポンス・ヘッダーの例
次の例に、レスポンス・ヘッダーを示します。Location
ヘッダーは、DBCAジョブのステータスの表示に使用できるURIを返します。
HTTP/1.1 202 Accepted
Date: Fri, 06 Sep 2019 18:17:26 GMT
X-Frame-Options: SAMEORIGIN
Location: https://rest_server_url/ords/_/db-api/stable/environment/dbca/jobs/Cuq5Mm190gZgvXlwJITEIw/
Transfer-Encoding: chunked
レスポンス本文の例
データベース作成リクエストが有効であり受け入れられた場合、レスポンス本文は空です。レスポンス・ヘッダーには、DBCAジョブに必要な情報が含まれます。