28.3 データ・マイニングPL/SQLパッケージ
Oracle Data MiningのPL/SQLインタフェースは、次の3つのパッケージで実装されています。
28.3.1 DBMS_DATA_MINING
DBMS_DATA_MINING
パッケージのルーチンについて理解します。
DBMS_DATA_MINING
パッケージには、マイニング・モデルの作成、マイニング・モデルに対する操作の実行およびマイニング・モデルの問合せを行うためのルーチンが含まれています。このパッケージには、次の操作を実行するためのルーチンが含まれています。
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マイニング・モデルの作成と削除およびマイニング・モデルに対する他のDDL操作の実行
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モデル内部で使用されるモデルの属性やルールなどの詳細情報(モデルの詳細)の取得
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分類モデルのテスト・メトリックの計算
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分類モデルのコストの指定
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モデルのエクスポートおよびインポート
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Oracleのネイティブ・アルゴリズムおよびRで記述されたアルゴリズムを使用したモデルの作成
28.3.2 DBMS_DATA_MINING_TRANSFORM
DBMS_DATA_MINING_TRANSFORM
パッケージのルーチンについて理解します。
28.3.2.1 DBMS_DATA_MINING_TRANSFORMの変換手法
DBMS_DATA_MINING_TRANSFORMパッケージのデータを変換するための手法をまとめます。
表28-3 DBMS_DATA_MINING_TRANSFORMの変換手法
変換手法 | 説明 |
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モデルへの組込み用の変換を指定する。 |
例28-7 組込み変換の例
DECLARE xformlist dbms_data_mining_transform.TRANSFORM_LIST; BEGIN dbms_data_mining_transform.SET_TRANSFORM( xformlist, 'comments', null, 'comments', null, 'TEXT'); DBMS_DATA_MINING.CREATE_MODEL( model_name => 'T_SVM_Clas_sample', mining_function => dbms_data_mining.classification, data_table_name => 'mining_build_text', case_id_column_name => 'cust_id', target_column_name => 'affinity_card', settings_table_name => 't_svmc_sample_settings', xform_list => xformlist); END; /
28.3.3 DBMS_PREDICTIVE_ANALYTICS
DBMS_PREDICTIVE_ANALYTICS
パッケージのルーチンについて理解します。
DBMS_PREDICTIVE_ANALYTICS
パッケージには、予測分析とも呼ばれるデータ・マイニングの自動化された形式を実行するルーチンが含まれています。予測分析を使用する場合、モデルの作成やスコアリングを意識する必要はありません。すべてのマイニング操作は、プロシージャによって内部的に処理されます。DBMS_PREDICTIVE_ANALYTICS
パッケージには、次のルーチンが含まれています。
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EXPLAIN
: ターゲット列の説明における各属性の影響度をランク付けします。 -
PREDICT
: 入力データの値に基づいてターゲット列の値を予測します。 -
PROFILE
: 入力データからケースを説明するルールを生成します。
次の例のEXPLAIN
文は、affinity_card
の予測における重要度の順にmining_data_build_v
ビューの属性をリストします。