Oracle Fleet Patching and Provisioningのローカル・モードについて

Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーは、Oracle Grid Infrastructureをインストールすると、デフォルトでローカル・モードで構成されます。

ローカル・モード操作では、ゴールド・イメージを登録またはデプロイせずに、単純化された環境のローカル・クラスタでグリッド・インフラストラクチャおよびデータベースのパッチ適用操作を実行できます。rhpctl move gihomeまたはrhpctl move databaseコマンドを使用して、グリッド・インフラストラクチャまたはデータベースのパッチ適用済ホームのいずれかをデプロイしてパッチ操作を実行し、作業用コピー名のかわりにソースと宛先のパスを指定します。

ローカル・モードでは、Oracle Database 11g (11.2.0.4)、12c (12.1.0.2)、12c (12.2.0.1)以降がクラスタ環境でサポートされます。スタンドアロン(クラスタ化されていない)環境では、データベース・ホームはOracle Database18c以上である必要があります。

オートマトンはデプロイメント上でローカルに実行されるため、アーキテクチャにOracle Fleet Patching and Provisioningサーバーは必要ありません。(アーキテクチャ内にOracle Fleet Patching and Provisioningサーバーがある場合、オートマトンとの通信は行われず、Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーは独立オートマトンと対話できません。)