Oracle Update Advisorについて
Oracle Update Advisorにより、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseのパッチ管理プロセスが簡略化されます。
Oracle Update Advisorにより、パッチ管理プロセスが自動化され、管理が簡略化されます。この機能では、デプロイした作業コピーや指定したOracleホームが評価され、最適なパッチ適用計画が推奨されます。Oracleのデプロイメントに最適なセキュリティ、安定性およびパフォーマンスを維持するためのパッチが推奨されます。
Oracle Update Advisorは、Oracle FPP Local ModeとOracle FPP Central Server Modeの両方で使用できます。Oracle FPPサーバーで、ゴールド・イメージをOracle FPPイメージ・リポジトリに直接インポートして、新しい作業用コピーをデプロイする準備を整えることができます。Oracle FPP Local Modeでは、zipファイルでゴールド・イメージをダウンロードして、後でデプロイできます。
Oracle FPPでOracle Update Advisorを使用するためのワークフローは次のとおりです:
- Oracleシングル・サインオン(SSO)およびカスタマ・サポートID (CSI)を使用して、Oracle Update Advisorのユーザーを登録します。
- 指定したOracleホームまたはゴールド・イメージのヘルス・ステータスおよびパッチ推奨を取得します。
- イメージは、すでに使用可能である場合も、システム環境およびヘルスごとに作成する必要がある場合もあります。それに基づいて、次のいずれかの応答を受信する場合があります:
- 同期: ソフトウェア・ヘルス・ステータスや推奨パッチ・レベルなど、すでに使用可能なイメージのソフトウェア・ヘルス詳細が表示されます。
- 非同期: カスタム・ビルド・イメージの見積時間とリクエストIDが表示されます。これらはリクエスト・ステータスの確認に使用できます。
- パッチ適用済のイメージをダウンロードします。このステップは、Oracle FPP Local ModeとOracle FPP Server Modeで異なります。Oracle FPP Local Modeでは、最初にOracleホームを評価してから、前のステップで受信したリクエストIDを使用してイメージをダウンロードする必要があります。Oracle FPP Server Modeでは、イメージの評価とダウンロードを同時に実行し、さらにそのイメージを既存のゴールド・イメージにインポートすることもできます。