Oracle Fleet Patching and Provisioning管理者ガイド Oracle Fleet Patching and Provisioningの構成 Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアントの構成 フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントの作成 フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントの作成 ユーザーは、Oracleホームのデプロイのリクエストやゴールド・イメージの問合せといったタスクを実行するために、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントで操作を行います。 フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバー上で、Gridホームの所有者として、クライアント・データ・ファイルを次のように作成します。$ rhpctl add client -client client_cluster_name [-clusternamealias cluster_name_alias] -toclientdata path RHPCTLによって、-toclientdataフラグの後に指定するディレクトリ・パスに、クライアント・データ・ファイルが作成されます。クライアント・データ・ファイルの名前はclient_cluster_name.xmlです。 ノート: 一意のclient_cluster_nameを指定することをお薦めします。これは、ステップ4を実行するクライアント・クラスタのクラスタ名と一致する必要があります。クライアント・クラスタ名が一意でない場合は、クラスタ名の別名を指定できます。 フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアント上で、Gridホームの所有者が読取り/書込み権限を持つクライアント・クラスタ上のディレクトリに、前述のステップで作成したクライアント・データ・ファイルを、コピーします。 クライアント・クラスタで次のコマンドをrootとして実行し、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントを作成します。# srvctl add rhpclient -clientdata path_to_client_data [-diskgroup disk_group_name -storage base_path]作業用コピーをこのクラスタのOracle ACFS記憶域にプロビジョニングする場合、そのためのディスク・グループをすでに作成しているときは、そのディスク・グループを前のコマンドに指定します。このケースでは記憶域のパスも指定してください。これは、作業用コピーを格納するためのOracle ACFSファイル・システムを作成するときに、すべてのマウント・ポイントのベース・パスとして使用されます。 ノート: フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントでディスク・グループを一度構成すると、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアント構成からディスク・グループを削除したり変更したりすることはできません。いずれか(変更または削除)を実行するには、srvctl remove clientコマンドを使用してフリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントを完全に削除するしかありません。その後、必要であれば別のディスク・グループを使用して追加します。フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントを削除する前には、そのクラスタから登録済のすべてのユーザーを削除し、そのクラスタにプロビジョニングされたすべての作業用コピーを削除してください。 フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントを、次のように起動します。$ srvctl start rhpclient フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントのステータスを、次のようにチェックします。$ srvctl status rhpclient 関連トピック Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド RHPCTLのコマンド・リファレンス 親トピック: Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアントの構成