停止時間0のアップグレードのカスタマイズ

フリート・パッチ適用およびプロビジョニングのユーザー・アクション・フレームワークを使用して、停止時間0のアップグレードをカスタマイズできます。

ユーザー・アクション・フレームワークを使用するには、全体プロセスにリストされている任意またはすべての項目に対して個別スクリプトを指定します。

表5-1 停止時間0のアップグレードのプラグイン

プラグイン・タイプ 前または後 プラグインの実行時期
ZDTUPGRADE_DATABASE

フリート・パッチ適用およびプロビジョニングによる停止時間0のアップグレードの開始前。

フリート・パッチ適用およびプロビジョニングによる停止時間0のアップグレードの完了後。

ZDTUPGRADE_DATABASE_SNAPDB

スナップショットまたはフル・クローン・データベースの作成前。

スナップショットまたはフル・クローン・データベースの開始後(ただし、スイッチオーバーの前)。

ZDTUPGRADE_DATABASE_DBUA

DBUAの実行前(スイッチオーバー後)。

DBUAの完了後。

ZDTUPGRADE_DATABASE_SWITCHBACK

ユーザーをアップグレード後のソース・データベースにスイッチバックする前。

ユーザーをアップグレード後のソース・データベースにスイッチバックした後(スナップショットまたはフル・クローン・データベースの削除前)。

  • 停止時間0のアップグレード時に実行するプラグインを登録するには、次のコマンドを実行します。
    $ rhpctl add useraction -useraction user_action_name -actionscript script_name
      {-pre | -post} -optype {ZDTUPGRADE_DATABASE | ZDTUPGRADE_DATABASE_SNAPDB |
       ZDTUPGRADE_DATABASE_DBUA | ZDTUPGRADE_DATABASE_SWITCHBACK}

    rhpctl zdtupgrade databaseコマンドの-useractiondataオプションを使用して、プラグインへの実行時入力を指定できます。