プロビジョニングするソフトウェアのための記憶域オプション

フリート・パッチ適用およびプロビジョニングでゴールド・イメージの作業用コピーを格納する2つの記憶域オプションのいずれかを選択します。

rhpctl add workingcopyコマンドを使用してソフトウェアをプロビジョニングする場合、2つの記憶域オプションから選択して、フリート・パッチ適用およびプロビジョニングでそのソフトウェアを次の場所に配置できます。

  • フリート・パッチ適用およびプロビジョニングで管理されるOracle ACFS共有ファイル・システム(データベース・ホームの場合のみ)

  • フリート・パッチ適用およびプロビジョニングで管理されていないローカル・ファイル・システム

–storagetype–pathのパラメータを指定してrhpctl add workingcopyコマンドを使用すると、プロビジョニングした作業用コピーを格納する場所を選択できます。パラメータが適用可能かどうかは、作業用コピーのプロビジョニング対象の1つ以上のノードがフリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーであるか、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントであるか、非フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントであるかに応じて異なります。–stroragetypeパラメータの値は、次の値から選択できます。

  • RHP_MANAGED: フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーおよびフリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントに使用可能なこの値を選択すると、Oracle ACFS共有ファイル・システムに作業用コピーが格納されます。フリート・パッチ適用およびプロビジョニングで記憶域オプションが管理されるため、このオプションでは–pathパラメータは使用されません。

    ノート:

    • RHP_MANAGED記憶域にOracle Grid Infrastructureホームを格納することはできません。

    • Oracle ASMディスク・グループを含むように構成されたフリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーおよびクライアントで使用できるLOCAL記憶域タイプを使用することをお薦めします。

    • フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーで作業用コピーをプロビジョニングする場合は、デフォルトでRHP_MANAGEDが設定されるため、-storagetypeオプションを指定する必要はありません。

    • フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントで作業用コピーをプロビジョニングする場合に、-pathパラメータを指定しないと、クライアントにOracle ASMディスク・グループがある場合にのみ、記憶域タイプがデフォルトでRHP_MANAGEDに設定されます。それ以外の場合、コマンドは失敗します。-pathパラメータにクライアント上の場所を指定すると、Oracle ASMディスク・グループの有無に関係なく、記憶域タイプがデフォルトでLOCALに設定されます。

  • LOCAL: この値を選択すると、フリート・パッチ適用およびプロビジョニングで管理されていないローカル・ファイル・システムに作業用コピーが格納されます。フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバー、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントまたは非フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントのファイル・システムへのパス、あるいはフリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントのOracle ASMディスク・グループへのパスを指定する必要があります。

–pathパラメータを指定する場合、クラスタのすべてのノードでファイル・システムが共有されていると、この共有記憶域に作業用コピーが作成されます。ファイル・システムが共有されていない場合は、クラスタの各ノードの指定パスの場所に作業用コピーが作成されます。

ノート:

-pathパラメータに指定するディレクトリは空であることが必要です。

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