x86-64用のサポート対象Oracle Linux 9ディストリビューション

次の情報を使用して、サポートされているOracle Linux 9のディストリビューションを確認します。

表3-1 x86-64 Oracle Linux 9オペレーティング・システムの最小要件

項目 要件

SSH要件

サーバーにOpenSSHがインストールされていることを確認します。OpenSSHは必須のSSHソフトウェアです。

Oracle Linux 9

Oracle Database 19cリリース19.19以降では、次の最小バージョンがサポートされています。

  • Unbreakable Enterprise Kernel 7: 5.15.0-1.43.4.2.el9uek.x86_64以降を使用したOracle Linux 9
  • Red Hat互換カーネル: 5.14.0-70.22.1.0.2.el9_0.x86_64以降を使用したOracle Linux 9

ノート: Oracle Linuxを入手可能な最新のバージョンおよびリリース・レベルに更新することをお薦めします。

Oracle Linux 9のパッケージ

Unbreakable Linux NetworkでOracle Linux 9チャネルにサブスクライブするか、Oracle Linux yumサーバーWebサイトからyumリポジトリを構成した後、Oracle Database Preinstallation RPM (oracle-database-preinstall-19c)をインストールします。Oracle Database Preinstallation RPM (oracle-database-preinstall-19c)は、次の表にリストされているすべての必須パッケージと、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseインストールの依存性を自動的にインストールし、他のシステム構成も実行します。Oracle Database Preinstallation RPM (oracle-database-preinstall-19c)をインストールすると、次のパッケージがOracle Database Preinstallation RPMによって自動的にインストールされるため、パッケージをインストールする必要はありません。

次のパッケージの最新リリースのバージョンをインストールします。


bc
binutils
compat-openssl11
elfutils-libelf
fontconfig
glibc
glibc-devel
ksh
libaio
libasan
liblsan
libX11
libXau
libXi
libXrender
libXtst
libxcrypt-compat
libgcc
libibverbs
libnsl
librdmacm
libstdc++
libxcb
libvirt-libs
make
policycoreutils
policycoreutils-python-utils
smartmontools
sysstat

ノート: 32ビット・クライアント・アプリケーションを使用して64ビット・サーバーにアクセスする場合は、この表にリストされているパッケージの最新の32ビット・バージョンもインストールする必要があります(使用可能な場合)。

Oracle Linux 9のオプション・パッケージ

要件に基づいて、次のパッケージの最新リリースのバージョンをインストールします。

glibc-headers (アプリケーション開発専用)
ipmiutil (Intelligent Platform Management Interface用)
libnsl2 (Oracle Database Client専用)
libnsl2-devel (Oracle Database Client専用)
net-tools (Oracle RAC用およびOracle Clusterware用)
nfs-utils (Oracle ACFS用)