Oracle Memory Speed用のuberファイルの作成
DAXファイル・システムをマウントした後、Oracle Memory Speed (OMS)ファイル・システム用のuberファイルを作成します。
uberファイルは、従来のカーネルベースのファイル・システムでのボリュームに似ています。uberファイルには、OMSのすべてのメタデータおよびデータが格納されます。
表8-1 uberファイルでのエクステントのサイズおよび位置揃え(バイト)
エクステント | 開始オフセット | 開始オフセットMod 2 M | 開始ブロック | 開始ブロックMod 2 M | 2 MiBブロックの数 |
---|---|---|---|---|---|
0 |
0H |
0H |
D285600000H |
0H |
1H |
1 |
20000H |
0H |
D285800000H |
0H |
FFEH |
2 |
0x1FFF00000H |
0H |
D485400000H |
0H |
401H |
この表では、開始オフセットおよび開始ブロックがバイト単位に変換され、16進数で表されています。開始オフセットはすべて2MiBの境界で位置揃えされています(開始オフセットMod 2 MiBが0)。各エクステントの開始ブロックは2 MiBの境界にあります(開始ブロックMod 2 Mが0)。同様に、エクステントのサイズは2 MiBの正確な倍数です。
OMS uberファイルには、Oracleインスタンスとの1対1の関係があります。uberファイル名をOracleインスタンス識別子(SID)で終わることで、関連付けを形式化します。前述の例では、SIDはtest
です。2つのuberファイルは、/mnt/pmem0/omsuberfile.test
および/mnt/pmem1/omsuberfile.test
です。