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OMS移行の準備

移行を開始する前に、Oracle Memory Speed (OMS)ファイル・システムを作成してマウントします。

  1. $ORACLE_HOME/bin/oms_daemonを実行してOMSデーモンを起動します。
    #export ORACLE_SID="test"
    #$ORACLE_HOME/bin/oms_daemon
  2. DAX対応XFSファイル・システムを特定します。omsfscmdsユーティリティを使用して、このDAX対応PMEMストレージにOMSファイル・システムを作成します。
  3. 作成したOMSファイル・システムを、$ORACLE_BASE/oradata/$ORACLE_SIDなどの一意のデータベース・マウント・ポイント・ディレクトリにマウントします。
  4. インスタンスを停止します。
  5. データベース・インスタンスでOMS ODMライブラリを有効にします。
    $ cd $ORACLE_HOME/rdbms/lib
    $ make -f ins_rdbms.mk oms_on
  6. Oracle Managed File (OMF)を使用している場合は、DB_CREATE_FILE_DESTパラメータをOMSマウント・ディレクトリに設定します。DB_CREATE_FILE_DESTにより、Oracle Managedデータ・ファイルのデフォルトの場所を指定します。Oracleパラメータ・ファイルを使用している場合は、パラメータ・ファイル内でDB_CREATE_FILE_DESTを設定します。
    OMSでオンラインREDOログ・ファイルを作成する場合は、db_create_online_log_dest_1パラメータをOMSマウント・ディレクトリに設定します。これにより、データベースに追加した新しいREDOログ・ファイルがOMSストレージに作成されるようになります。
  7. データベース・インスタンスを起動します。spfileを使用している場合は、SPファイル内でdb_create_file_destおよびdb_create_online_log_dest_nを設定します。
    SQL> alter system set db_create_file_dest=’OMS_MOUNT_DIR’ scope=both;
    SQL> alter system set db_create_online_log_dest_1=’OMS_MOUNT_DIR’ scope=both;

    ここで、OMS_MOUNT_DIRは、OMSファイル・システムをマウントしたディレクトリ・パスです。