28.4 OCI_NUMBER関数
OCI NUMBER関数をリストし、説明します。
表28-11は、この項で説明しているOCI NUMBER関数を示しています。
関連項目:
表28-11 NUMBER関数
| 関数 | 用途 |
|---|---|
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絶対値を計算します。 |
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アーク・コサインを計算します。 |
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アーク・サインを計算します。 |
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アーク・タンジェントを計算します。 |
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1つの |
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1つの |
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コサインを計算します |
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eを指定のOracle |
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整数をOracle |
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実数型をOracle |
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文字列をOracle |
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双曲線コサインを計算します。 |
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双曲線サインを計算します。 |
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双曲線タンジェントを計算します。 |
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Oracle |
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指定の基数を整数で累乗します。 |
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自然対数を計算します。 |
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任意の基数に対する対数を計算します。 |
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2つのOracle |
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1つのOracle |
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Oracle |
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指定の基数を指定の指数で累乗します。 |
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Oracle |
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10の累乗を乗算し、小数点以下を指定の桁数にします。 |
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Oracle |
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サインを計算します |
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タンジェントを計算します |
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Oracle |
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Oracle |
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Oracle |
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Oracle |
28.4.1 OCINumberAbs()
Oracle NUMBERの絶対値を計算します。
用途
Oracle NUMBERの絶対値を計算します。
構文
sword OCINumberAbs ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.2 OCINumberAdd()
NUMBERを別のNUMBERに加算します。
用途
NUMBERを別のNUMBERに加算します。
構文
sword OCINumberAdd ( OCIError *err,
const OCINumber *number1,
const OCINumber *number2,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.3 OCINumberArcCos()
Oracle NUMBERのアーク・コサインをラジアン単位で求めます。
用途
Oracle NUMBERのアーク・コサインをラジアン単位で求めます。
構文
sword OCINumberArcCos ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
NUMBER引数がNULLである場合、numberが-1より小さい場合、またはnumberが1より大きい場合には、この関数はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.4 OCINumberArcSin()
Oracle NUMBERのアーク・サインをラジアン単位で求めます。
用途
Oracle NUMBERのアーク・サインをラジアン単位で求めます。
構文
sword OCINumberArcSin ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
NUMBER引数がNULLである場合、numberが-1より小さい場合、またはnumberが1より大きい場合には、この関数はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.5 OCINumberArcTan()
Oracle NUMBERのアーク・タンジェントをラジアン単位で求めます。
用途
Oracle NUMBERのアーク・タンジェントをラジアン単位で求めます。
構文
sword OCINumberArcTan ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.6 OCINumberArcTan2()
Oracle NUMBERの指定した2つの引数のアーク・タンジェントを取得します。
用途
Oracle NUMBERの指定した2つの引数のアーク・タンジェントを取得します。
構文
sword OCINumberArcTan2 ( OCIError *err,
const OCINumber *number1,
const OCINumber *number2,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NULLのNUMBER引数がある場合、またはnumber2が0 (ゼロ)の場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.7 OCINumberAssign()
1つのOracle NUMBERを別のOracle NUMBERに代入します。
用途
1つのOracle NUMBERを別のOracle NUMBERに代入します。
構文
sword OCINumberAssign ( OCIError *err,
const OCINumber *from,
OCINumber *to );パラメータ
コメント
fromによって識別されたNUMBERをtoによって識別されたNUMBERに代入します。
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.8 OCINumberCeil()
Oracle NUMBERの上限値を計算します。
用途
Oracle NUMBERの上限値を計算します。
構文
sword OCINumberCeil ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.9 OCINumberCmp()
1つのOracle NUMBERを別のOracle NUMBERと比較します。
用途
1つのOracle NUMBERを別のOracle NUMBERと比較します。
構文
sword OCINumberCmp ( OCIError *err,
const OCINumber *number1,
const OCINumber *number2,
sword *result );パラメータ
- err (IN/OUT)
-
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、
errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。 - number1、number2 (IN)
-
1番目の
NUMBERが2番目のNUMBERと比較されます。 - result (OUT)
-
表28-12に指定したような比較結果です。
表28-12 OCINumberCmp()のresultパラメータによって戻される比較結果
| 比較結果 | resultパラメータの出力 |
|---|---|
|
|
負数 |
|
|
|
|
|
正数 |
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.10 OCINumberCos()
Oracle NUMBERのコサインをラジアン単位で計算します。
用途
Oracle NUMBERのコサインをラジアン単位で計算します。
構文
sword OCINumberCos ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.11 OCINumberDec()
12.1.0.2、簡単な説明を追加しました。
用途
Oracle NUMBERを適切に減分します。
構文
sword OCINumberDec ( OCIError *err,
OCINumber *number );パラメータ
コメント
Oracle NUMBERを適切に減分します。入力値は0から100^21-2の整数であるとみなされます。入力値が大きすぎる場合は0 (ゼロ)として扱われ、その結果、Oracle NUMBERは1になります。入力値が正の整数でない場合は、予想できない結果になります。
戻り値
この関数は、入力NUMBERにNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.12 OCINumberDiv()
1つのOracle NUMBERを別のOracle NUMBERで除算します。
用途
1つのOracle NUMBERを別のOracle NUMBERで除算します。
構文
sword OCINumberDiv ( OCIError *err,
const OCINumber *number1,
const OCINumber *number2,
OCINumber *result );パラメータ
コメント
number1をnumber2で除算し、その結果をresultに戻します。
戻り値
この関数は、次のいずれかの文がTRUEである場合はエラーを戻します。
-
NUMBER引数にNULLがある場合。 -
アンダーフロー・エラーがある場合。
-
ゼロによる除算エラーがある場合。
関連トピック
28.4.13 OCINumberExp()
eを指定のOracle NUMBERで累乗します。
用途
eを指定のOracle NUMBERで累乗します。
構文
sword OCINumberExp ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.14 OCINumberFloor()
Oracle NUMBERの下限(切捨て)値を計算します。
用途
Oracle NUMBERの下限(切捨て)値を計算します。
構文
sword OCINumberFloor ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.15 OCINumberFromInt()
整数をOracle NUMBERに変換します。
用途
整数をOracle NUMBERに変換します。
構文
sword OCINumberFromInt ( OCIError *err,
const void *inum,
uword inum_length,
uword inum_s_flag,
OCINumber *number );パラメータ
- err (IN/OUT)
-
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、
errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。 - inum (IN)
-
変換する整数へのポインタです。
- inum_length (IN)
-
整数のサイズです。
- inum_s_flag (IN)
-
整数の符号を指定するフラグで、可能な値は次のとおりです。
-
OCI_NUMBER_UNSIGNED- 符号なしの値 -
OCI_NUMBER_SIGNED- 符号付きの値
コメント
これは、システム固有な型変換関数です。ub4やsb2などのOracle標準システム固有の整数型をOracle NUMBERに変換します。
戻り値
この関数は、数値が大きすぎてOracle NUMBERに適合しない場合、numberまたはinumがNULLの場合、あるいはinum_s_flagに無効な符号フラグの値が渡された場合は、エラーを戻します。
関連トピック
28.4.16 OCINumberFromReal()
実数(浮動小数点数)型をOracle NUMBERに変換します。
用途
実数(浮動小数点数)型をOracle NUMBERに変換します。
構文
sword OCINumberFromReal ( OCIError *err,
const void *rnum,
uword rnum_length,
OCINumber *number );パラメータ
コメント
これは、システム固有な型変換関数です。システム固有の浮動小数点型をOracle NUMBERに変換します。
戻り値
この関数は、numberまたはrnumがNULLであるか、rnum_lengthが0 (ゼロ)である場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.17 OCINumberFromText()
文字列をOracle NUMBERに変換します。
用途
文字列をOracle NUMBERに変換します。
構文
sword OCINumberFromText ( OCIError *err,
const OraText *str,
ub4 str_length,
const OraText *fmt,
ub4 fmt_length,
const OraText *nls_params,
ub4 nls_p_length,
OCINumber *number );パラメータ
- err (IN/OUT)
-
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、
errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。 - str (IN)
-
Oracle
NUMBERに変換する入力文字列です。 - str_length (IN)
-
入力文字列のサイズです。
- fmt (IN)
-
変換書式です。
- fmt_length (IN)
-
fmtパラメータの長さです。 - nls_params (IN)
-
グローバリゼーション・サポートのフォーマット指定です。
NULL文字列("")の場合は、セッションのデフォルト・パラメータが使用されます。 - nls_p_length (IN)
-
nls_paramsパラメータの長さです。 - number (OUT)
-
NUMBERに変換される指定の文字列です。
コメント
指定された文字列を指定の書式のNUMBERに変換します。書式および多言語パラメータの詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』のTO_NUMBER変換関数の説明を参照してください。
戻り値
この関数は、無効な書式、マルチバイト書式または入力文字列がある場合、numberまたはstrがNULLである場合、あるいはstr_lengthが0 (ゼロ)である場合はエラーを戻します。
28.4.18 OCINumberHypCos()
Oracle NUMBERの双曲線コサインを計算します。
用途
Oracle NUMBERの双曲線コサインを計算します。
構文
sword OCINumberHypCos ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、number引数のいずれかにNULLがある場合はエラーを戻します。
ノート:
Oracle NUMBERのオーバーフローは、予想できない結果値が出力される原因となります。
28.4.19 OCINumberHypSin()
Oracle NUMBERの双曲線サインを計算します。
用途
Oracle NUMBERの双曲線サインを計算します。
構文
sword OCINumberHypSin ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数のいずれかにNULLがある場合はエラーを戻します。
ノート:
Oracle NUMBERのオーバーフローは、予想できない結果値が出力される原因となります。
28.4.20 OCINumberHypTan()
Oracle NUMBERの双曲線タンジェントを計算します。
用途
Oracle NUMBERの双曲線タンジェントを計算します。
構文
sword OCINumberHypTan ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数のいずれかにNULLがある場合はエラーを戻します。
ノート:
Oracle NUMBERのオーバーフローは、予想できない結果値が出力される原因となります。
28.4.21 OCINumberInc()
Oracle NUMBERを増分します。
用途
Oracle NUMBERを増分します。
構文
sword OCINumberInc ( OCIError *err,
OCINumber *number );パラメータ
コメント
Oracle NUMBERを適切に増分します。入力値は0から100^21-2の整数であるとみなされます。入力値が大きすぎる場合は0 (ゼロ)として扱われ、その結果、Oracle NUMBERは1になります。入力値が正の整数でない場合は、予想できない結果になります。
戻り値
この関数は、入力NUMBERにNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.22 OCINumberIntPower()
指定の基数を指定の整数で累乗します。
用途
指定の基数を指定の整数で累乗します。
構文
sword OCINumberIntPower ( OCIError *err,
const OCINumber *base,
const sword exp,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数のいずれかにNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.23 OCINumberIsInt()
OCINumberが整数かどうかをテストします。
用途
OCINumberが整数かどうかをテストします。
構文
sword OCINumberIsInt ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
boolean *result );パラメータ
戻り値
この関数は、numberまたはresultがNULLの場合にエラーを戻します。
28.4.24 OCINumberIsZero()
指定のNUMBERが0 (ゼロ)に等しいかどうかをテストします。
用途
指定のNUMBERが0 (ゼロ)に等しいかどうかをテストします。
構文
sword OCINumberIsZero ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
boolean *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.25 OCINumberLn()
Oracle NUMBERの自然対数(基数e)を求めます。
用途
Oracle NUMBERの自然対数(基数e)を求めます。
構文
sword OCINumberLn ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数がNULLのいずれかである場合、またはnumberが0 (ゼロ)以下の場合はエラーを戻します。
28.4.26 OCINumberLog()
Oracle NUMBERの任意の基数に対する対数を求めます。
用途
Oracle NUMBERの任意の基数に対する対数を求めます。
構文
sword OCINumberLog ( OCIError *err,
const OCINumber *base,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、次の場合にエラーを戻します。
-
NUMBER引数にNULLがある場合 -
numberの値 <= 0の場合 -
baseの値 <= 0の場合
関連トピック
28.4.27 OCINumberMod()
2つのOracle NUMBERの除算の余り(剰余)を取得します。
用途
2つのOracle NUMBERの除算の余り(剰余)を取得します。
構文
sword OCINumberMod ( OCIError *err,
const OCINumber *number1,
const OCINumber *number2,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、number1またはnumber2がNULLか、0 (ゼロ)による除算エラーがある場合にエラーを戻します。
関連トピック
28.4.28 OCINumberMul()
1つのOracle NUMBERに別のOracle NUMBERを乗算します。
用途
1つのOracle NUMBERに別のOracle NUMBERを乗算します。
構文
sword OCINumberMul ( OCIError *err,
const OCINumber *number1,
const OCINumber *number2,
OCINumber *result );パラメータ
コメント
number1にnumber2を乗算し、その結果をresultに戻します。
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.29 OCINumberNeg()
Oracle NUMBERを負の数にします。
用途
Oracle NUMBERを負の数にします。
構文
sword OCINumberNeg ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数のいずれかにNULLがある場合はエラーを戻します。
28.4.30 OCINumberPower()
指定の基数を指定の指数で累乗します。
用途
指定の基数を指定の指数で累乗します。
構文
sword OCINumberPower ( OCIError *err,
const OCINumber *base,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.31 OCINumberPrec()
OCINumberを指定の小数点以下の桁数に丸めます。
用途
OCINumberを指定の小数点以下の桁数に丸めます。
構文
sword OCINumberPrec ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
eword nDigs,
OCINumber *result );パラメータ
コメント
桁数に基づいて、浮動小数点を丸めます。
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.32 OCINumberRound()
Oracle NUMBERを指定の小数点以下の桁数に丸めます。
用途
Oracle NUMBERを指定の小数点以下の桁数に丸めます。
構文
sword OCINumberRound ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
sword decplace,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.33 OCINumberSetPi()
OCINumberをpiに設定します。
用途
OCINumberをpiに設定します。
構文
void OCINumberSetPi ( OCIError *err,
OCINumber *num );パラメータ
コメント
指定のNUMBERをpiの値に初期化します。
関連トピック
28.4.34 OCINumberSetZero()
Oracle NUMBERを0 (ゼロ)に初期化します。
用途
Oracle NUMBERを0 (ゼロ)に初期化します。
構文
void OCINumberSetZero ( OCIError *err
OCINumber *num ); パラメータ
コメント
なし。
関連トピック
28.4.35 OCINumberShift()
NUMBERを10の累乗で乗算し、小数点を指定の桁に移動します。
用途
NUMBERを10の累乗で乗算し、小数点を指定の桁に移動します。
構文
sword OCINumberShift ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
const sword nDig,
OCINumber *result );パラメータ
コメント
numberを10^nDigで乗算し、productに結果を設定します。
戻り値
この関数は、入力numberにNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.36 OCINumberSign()
Oracle NUMBERの符号を取得します。
用途
Oracle NUMBERの符号を取得します。
構文
sword OCINumberSign ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
sword *result );パラメータ
- err (IN/OUT)
-
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、
errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。 - number (IN)
-
符号が戻されるOracle
NUMBERです。 - result (OUT)
-
表28-13は、可能な戻り値を示しています。
表28-13 結果の値
| numberの値 | resultパラメータの出力 |
|---|---|
|
|
-1 |
|
|
0 |
|
|
1 |
戻り値
この関数は、numberまたはresultがNULLの場合にエラーを戻します。
関連トピック
28.4.37 OCINumberSin()
Oracle NUMBERのサインをラジアン単位で計算します。
用途
Oracle NUMBERのサインをラジアン単位で計算します。
構文
sword OCINumberSin ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、number引数のいずれかにNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.38 OCINumberSqrt()
Oracle NUMBERの平方根を計算します。
用途
Oracle NUMBERの平方根を計算します。
構文
sword OCINumberSqrt ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、numberがNULLまたは負のnumberの場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.39 OCINumberSub()
1つのOracle NUMBERを別のOracle NUMBERから減算します。
用途
1つのOracle NUMBERを別のOracle NUMBERから減算します。
構文
sword OCINumberSub ( OCIError *err,
const OCINumber *number1,
const OCINumber *number2,
OCINumber *result );パラメータ
コメント
number1からnumber2を減算し、その結果をresultに戻します。
戻り値
この関数は、number引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
関連トピック
28.4.40 OCINumberTan()
Oracle NUMBERのタンジェントをラジアン単位で計算します。
用途
Oracle NUMBERのタンジェントをラジアン単位で計算します。
構文
sword OCINumberTan ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
OCINumber *result );パラメータ
戻り値
この関数は、NUMBER引数にNULLがある場合はエラーを戻します。
28.4.41 OCINumberToInt()
Oracle NUMBER型を整数に変換します。
用途
Oracle NUMBER型を整数に変換します。
構文
sword OCINumberToInt ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
uword rsl_length,
uword rsl_flag,
void *rsl );パラメータ
- err (IN/OUT)
-
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、
errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。 - number (IN)
-
変換するOracle
NUMBERです。 - rsl_length (IN)
-
適切な結果のサイズです。
- rsl_flag (IN)
-
出力値の符号を指定するフラグで、可能な値は次のとおりです。
-
OCI_NUMBER_UNSIGNED- 符号なしの値 -
OCI_NUMBER_SIGNED- 符号付きの値
コメント
これは、システム固有な型変換関数です。指定のOracle NUMBERをub2、ub4、sb2など、xbnという書式の整数に変換します。
戻り値
この関数は、numberまたはrslがNULLの場合、numberが大きすぎる(オーバーフロー)か小さすぎる(アンダーフロー)場合、または無効な符号フラグの値がrsl_flagに渡された場合にエラーを戻します。
関連トピック
28.4.42 OCINumberToReal()
Oracle NUMBER型を実数型に変換します。
用途
Oracle NUMBER型を実数型に変換します。
構文
sword OCINumberToReal ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
uword rsl_length,
void *rsl );パラメータ
コメント
これは、システム固有な型変換関数です。Oracle NUMBERをシステム固有の実数型に変換します。この関数は、最大LDBL_DIG、DBL_DIGまたはFLT_DIG桁の精度のNUMBERを変換し、後続の0 (ゼロ)を削除するだけです。これらの定数は、float.hに定義されます。
この関数に有効なOCINumberの値を渡す必要があります。それ以外の場合は、結果は保証されません。
関連トピック
28.4.43 OCINumberToRealArray()
NUMBERの配列を実数型の配列に変換します。
用途
NUMBERの配列を実数型の配列に変換します。
構文
sword OCINumberToRealArray ( OCIError *err,
const OCINumber **number,
uword elems,
uword rsl_length,
void *rsl );パラメータ
コメント
Oracle NUMBERをマシン固有の実数型に変換するシステム固有な型変換関数です。この関数は、最大LDBL_DIG、DBL_DIGまたはFLT_DIG桁の精度のNUMBERを変換し、後続の0 (ゼロ)を削除するだけです。この定数は、float.hヘッダー・ファイルに定義されます。
この関数に有効なOCINumberの値を渡す必要があります。それ以外の場合は、結果は保証されません。
戻り値
OCI_SUCCESS (関数が正常に完了した場合)、OCI_INVALID_HANDLE (errがNULLの場合)、OCI_ERROR (numberまたはrslがNULLの場合、あるいはrsl_lengthが0の場合)。
関連トピック
28.4.44 OCINumberToText()
指定された書式に従って、Oracle NUMBERを文字列に変換します。
用途
指定された書式に従って、Oracle NUMBERを文字列に変換します。
構文
sword OCINumberToText ( OCIError *err,
const OCINumber *number,
const OraText *fmt,
ub4 fmt_length,
const OraText *nls_params,
ub4 nls_p_length,
ub4 *buf_size,
OraText *buf );パラメータ
- err (IN/OUT)
-
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、
errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。 - number (IN)
-
変換するOracle
NUMBERです。 - fmt (IN)
-
変換書式です。
- fmt_length (IN)
-
fmtパラメータの長さです。 - nls_params (IN)
-
グローバリゼーション・サポートのフォーマット指定です。
NULL文字列((text *)0)の場合は、そのセッションのデフォルト・パラメータが使用されます。 - nls_p_length (IN)
-
nls_paramsパラメータの長さです。 - buf_size (IN)
-
バッファのサイズです。
- buf (OUT)
-
変換された文字列が配置されるバッファです。
コメント
書式およびグローバリゼーション・サポート・パラメータの詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』のTO_NUMBER変換関数の説明を参照してください。
変換された数字文字列は、最大buf_sizeバイトまでbufに格納されます。
戻り値
この関数は、次の場合にエラーを戻します。
-
numberまたはbufの値がNULLである場合 -
バッファが小さすぎる場合
-
書式またはマルチバイト・フォーマットが無効である場合
-
数値を指定の書式のテキストに翻訳するときにオーバーフローが発生した場合
関連トピック