コメントは、PL/SQLコンパイラに無視されるソース・プログラム・テキストです。主な目的はコードに説明を付けることですが、廃止されたコード部分または作成途中のコード部分を無効にするために使用することもできます(つまり、コードをコメントにすることができます)。PL/SQLには単一行コメントと複数行コメントの両方があります。

ここでのトピック

構文

comment ::=

図comment.epsの説明

セマンティクス

comment

行の残りの部分が単一行コメントになります。次の行にラップされたテキストは、コメントになりません。

注意:

Oracleプリコンパイラ・プログラムが動的に処理するPL/SQLブロックの中に単一行コメントを置かないでください。Oracleプリコンパイラ・プログラムでは行の終わりを示す文字が無視されるため、単一行コメントはブロックの末尾で終了します。

コメントを開始します。このコメントは複数行にまたがることができます。

コメントを終了します。

text

任意のテキスト。

textの制限

複数行のコメントでは、textに複数行コメントのデリミタ/*または*/を含めることはできません。したがって、複数行コメントに別の複数行コメントを含めることはできません。ただし、複数行コメントに単一行コメントを含めることはできます。

例

例2-6、単一行コメント
例2-7、複数行コメント