13.41 実行者権限および定義者権限句
ストアドPL/SQLサブプログラムのAUTHID
プロパティを指定します。AUTHIDプロパティは、実行時にユニットによって発行されるSQL文の名前解決および権限チェックに影響を与えます。
構文
invoker_rights_clause ::=
セマンティクス
invoker_rights_clause
パッケージの宣言に記述されている場合、パッケージのファンクションとプロシージャおよびパッケージ仕様部で宣言された明示カーソルのAUTHID
プロパティを指定します。
スタンドアロン・ファンクションの宣言に記述されている場合、ファンクションのAUTHID
プロパティを指定します。
スタンドアロン・プロシージャの宣言に記述されている場合、プロシージャのAUTHID
プロパティを指定します。
invoker_rights_clauseは、サブプログラムの宣言で1回のみ記述できます。
ADTに記述されている場合、ADTのメンバー・ファンクションおよびプロシージャのAUTHID
プロパティを指定します。
invoker_rights_clauseの制限
型には次の制限が適用されます。
-
この句は、ADTに対してのみ有効です。ネストした表や
VARRAY
型には使用できません。 -
サブタイプを作成する場合は、意味を明確にするためにこの句を指定できます。ただし、サブタイプはスーパータイプの
AUTHID
プロパティを継承するため、スーパータイプに指定した値と異なる値は指定できません。 -
スーパータイプが
AUTHID
DEFINER
で作成された場合は、スーパータイプと同じスキーマでサブタイプを作成する必要があります。