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13.52 レコード変数の宣言

レコード変数はコンポジット変数であり、フィールドと呼ばれるその内部コンポーネントは別々のデータ型にすることができます。レコード変数の値およびそのフィールドの値は変更可能です。

レコード変数全体はレコード変数の名前で参照します。レコード・フィールドを参照するには、構文record.fieldを使用します。

次のいずれかの方法でレコード変数を作成できます。

  • レコード型を定義し、次にその型の変数を宣言します。

  • データベースの表またはビュー内の行の全体または一部を表すレコード変数を宣言するには、%ROWTYPEを使用します。

  • 事前に宣言されているレコード変数と同じ型のレコード変数を宣言するには、%TYPEを使用します。

ここでのトピック

構文

record_type_definition ::=

record_variable_declaration ::=

セマンティクス

record_type_definition

record_type

定義するレコード型の名前。

field_definition

field

定義するフィールドの名前。

datatype

定義するフィールドのデータ型。

NOT NULL

定義するフィールドにNOT NULL制約を付けます。

この制約の詳細は、「NOT NULL制約」を参照してください。

expression

datatypeと互換性のあるデータ型の式。record_variable_declarationが処理されるとき、expressionの値がrecord.fieldに代入されます。この値が、フィールドの初期値です。

record_variable_declaration

record_1

宣言するレコード変数の名前。

record_type

事前に定義されたレコード型の名前。record_typerecord_1のデータ型です。

rowtype_attribute

%ROWTYPE属性を参照してください。

record_2

事前に宣言されているレコード変数の名前。

%TYPE

%TYPE属性を参照してください。

  • 例5-36RECORD型の定義および変数の宣言

  • 例5-37RECORDフィールドを持つRECORD型(ネストされたレコード)

  • 例5-38VARRAYフィールドを持つRECORD型