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用語集

アクセス制御リスト(ACL)

ユーザーが定義するアクセス指示のグループです。この指示は、特定のクライアントまたはクライアントのグループに対して、特定のデータへのアクセス・レベルを付与します。

ACL

アクセス制御リスト(ACL)」を参照してください。

アクセス制御

指定したサーバーに対するアクセスを、クライアントに許可または禁止するための規則を設定するOracle Connection Managerの機能です。

アドレス

「プロトコル・アドレス」を参照してください。

ADR

「自動診断リポジトリ(ADR)」を参照してください。

別名

サーバー内のネットワーク・オブジェクトの代替名です。別名には、参照するオブジェクトの名前が格納されます。クライアントが別名の参照を要求すると、Oracleはオブジェクトを参照する場合と同様に参照を完了します。

アプリケーション・ゲートウェイ

Oracle Netファイアウォール・プロキシを実行するホスト・コンピュータです。アプリケーション・ゲートウェイは、クライアント側から見ると実際のサーバーのように機能し、サーバー側から見ると実際のクライアントのように機能します。インターネットと企業の内部ネットワークの間に位置し、双方のユーザーに仲介サービス(プロキシ・サービス)を提供します。

ASCIIキャラクタ・セット

American Standard Code for Information Interchangeキャラクタ・セットの略で、デジタル・データを使用して英数字情報を表現するための規則です。IBMおよびIBM互換コンピュータを除く大半のコンピュータで使用している照合順序です。

属性

ディレクトリ・エントリの性質を説明する情報項目。エントリは属性のセットから構成され、それぞれの属性がオブジェクト・クラスに属する。さらに、各属性にはタイプと値があり、タイプは属性の情報の種類を説明するもので、値には実際のデータが格納されています。

認証方式

分散環境におけるユーザー、クライアントおよびサーバーの認証に高い信頼性を与えるセキュリティ方式です。ネットワーク認証方式を利用すると、ユーザーはシングル・サインオンの恩恵を受けることもできます。次の認証方法がサポートされています。

自動診断リポジトリ(ADR)

自動診断リポジトリは、システム全体のトレースおよびロギング・ファイル用中央リポジトリです。リポジトリは、診断情報を格納するためのファイルベースの階層型データ・ストアです。

キャッシュ

前にアクセスされたデータが再びリクエストされたときに、そのリクエストを素早く処理できるようにデータを格納しておくメモリー。

CIDR

Classless Inter-Domain Routingの略です。CIDR表記では、IPv6サブネットは、スラッシュ(/)文字で区切ったサブネット接頭辞と接頭辞のサイズ(10進数で表したビット数)で表されます。たとえば、2001:0db8:0000:0000::/642001:0db8:000:0000:0000:0000:0000:0000から2001:0db8:000:0000:FFFF:FFFF:FFFF:FFFFのアドレスを持つサブネットを表します。CIDR表記ではIPv4アドレスがサポートされます。たとえば、192.0.2.1/24192.0.2.1から192.0.2.255のアドレスを持つサブネットを表します。

Classless Inter-Domain Routing (CIDR)

「CIDR」を参照してください。

クライアント

別のアプリケーションまたはコンピュータにサービス、データまたは処理をリクエストするユーザー、ソフトウェア・アプリケーションまたはコンピュータ。クライアントはユーザー・プロセスです。ネットワーク環境では、クライアントはローカル・ユーザー・プロセスで、サーバーはローカルまたはリモートとなります。

クライアント・ロード・バランシング

ロード・バランシング機能では、複数のリスナーが単一データベースにサービスを提供する場合に、クライアントはリスナー間で接続リクエストをランダムに選択できます。このランダム化によって、すべてのリスナーに着信接続要求の処理負荷を分散できます。

クライアント・プロファイル

クライアントのプロパティ。ネーミング・メソッドの優先順位、クライアントとサーバーのロギングトレース、名前の要求元であるドメインやその他のクライアント・オプションなどがあります。

クライアント/サーバー・アーキテクチャ

2台のCPU間で処理を分割するソフトウェア・アーキテクチャ。1つのCPUは、トランザクションでクライアントとして機能し、サービスをリクエストして受け取ります。もう1つはサーバーとして、リクエストに対してサービスを提供します。

cman.oraファイル

着信リクエストおよび管理コマンドのプロトコル・アドレス、Oracle Connection Managerのパラメータおよびアクセス制御の規則を指定するOracle Connection Managerの構成ファイルです。

CMADMIN (Connection Manager Administration)

リスナーとOracle Connection Managerゲートウェイ・プロセスの状態を監視するOracle Connection Managerプロセスで、必要に応じてプロセスを停止および起動します。CMADMINは、リスナーによるゲートウェイ・プロセスに関する情報を登録し、Oracle Connection Manager Controlユーティリティで実行されるコマンドを処理します。

CMGW (Connection Managerゲートウェイ)

Oracle Connection Managerインスタンス上のリスナーによって選別され、転送されたクライアント接続を受信するOracle Connection Managerプロセスです。ゲートウェイ・プロセスは、要求をデータベース・サーバーへ転送します。さらに、単一のプロトコル接続を通して、複数のクライアント接続を多重化または処理することができます。

接続データ

接続先データベースのサービス名またはOracleシステム識別子(SID)を定義する接続記述子の一部です。次の例では、SERVICE_NAMEsales.us.example.comというサービスが定義されています。

(DESCRIPTION= 
  (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)
  (CONNECT_DATA= 
     (SERVICE_NAME=sales.us.example.com)))

接続記述子

特別にフォーマットされた、ネットワーク接続の接続先の説明。接続記述子には、宛先サービスおよびネットワーク・ルート情報が含まれます。

宛先サービスは、そのサービス名で示されます。ネットワーク・ルートは、少なくとも、ネットワーク・アドレスを使用してリスナーの場所を示します。

接続識別子

接続記述子または接続記述子にマップされる名前。接続識別子は、ネットワーク・サービス名、データベース・サービス名ネットワーク・サービス別名のいずれかです。次のように、ユーザーは、接続するサービスに対して、接続文字列内の接続識別子とともにユーザー名とパスワードを渡して、接続要求を実行します。

CONNECT username@connect_identifier 

接続文字列

ユーザー名、接続識別子など、ユーザーが接続するサービスに渡す情報。

CONNECT username@net_service_name

接続時フェイルオーバー

リスナーが応答しない場合に、クライアントの接続要求が別のリスナーに転送される機能です。リスナーは接続を試行するためにインスタンスが起動しているかどうかを認識するため、接続時フェイルオーバーはサービス登録によって使用可能になります。

接続

ネットワーク上の2つのプロセス間で行われる対話です。接続は、宛先(サーバー)との接続を要求する起動側(クライアント)によって開始されます。

接続ロード・バランシング

インスタンスやディスパッチャ間で同じサービスに対するアクティブな接続数を均等化する方法です。接続ロード・バランシングにより、リスナーはディスパッチャごとの接続数およびノード上のロード量に基づいて、ルーティングを決定できます。

接続プーリング

共有サーバーとの制限された数のプロトコル接続を介して、セッションの数を最大化する、リソース使用率とユーザー・スケーラビリティのための機能。

接続要求

起動側が接続の開始を要求する際にリスナーに送信する通知です。

データ・パケット

「パケット」を参照してください。

データベース・リンク

Oracle Databaseサーバーから別のデータベース・サーバーへの一方向の通信経路を定義するポインタです。パブリックおよびプライベート・データベース・リンクは、データ・ディクショナリ表に定義されたエントリです。グローバル・データベース・リンクはLDAPディレクトリに格納され、ネットワーク上のすべてのユーザーがアクセスできます。パブリックおよびプライベート・リンクにアクセスするには、データ・ディクショナリのエントリを含むローカル・データベースに接続する必要があります。

ローカル・データベースAに接続されたクライアントはデータベースAに格納されたパブリックおよびプライベート・リンクを使用して、リモート・データベースB内の情報にアクセスできます。ただし、データベースBに接続したユーザーは、同じリンクを使用してデータベースAのデータにアクセスすることはできません。データベースBのローカル・ユーザーがデータベースAのデータにアクセスする場合は、リンクを定義してデータベースBのデータ・ディクショナリに格納する必要があります。グローバル・リンクは、ネットワーク上のクライアントとデータベース間で使用できます。

次のデータベース・リンクがサポートされています。

専用接続

データベース・セッションが含まれる専用サーバーです。

専用サーバー

1つのクライアント接続専用のサーバー・プロセスです。「共有サーバー」と対比してください。

デフォルト・ドメイン

ほとんどのクライアント要求が実行されるドメインです。クライアントが常駐しているドメイン、またはクライアントがネットワーク・サービスを頻繁にリクエストするドメイン。デフォルト・ドメインは、未修飾ネットワーク名の要求に追加するドメインを決定するクライアント構成パラメータでもあります。名前リクエストにピリオド(.)が入っていない場合は、未修飾のリクエストです。

ディレクトリ情報ツリー(DIT)

エントリの識別名(DN)で構成される、ディレクトリ・サーバー内のツリー形式の階層構造。この構造は、x500およびLDAP固有です。

ディレクトリ・ネーミング

中央ディレクトリ・サーバーに格納されているデータベース・サービス、ネットワーク・サービス名またはネットワーク・サービス別名接続記述子に解決するネーミング・メソッドです。ディレクトリ・サーバーによって、ディレクトリ・ネーミング・オブジェクトの集中管理が可能となり、サービスの追加または再配置に伴う作業負荷を軽減できます。

ディレクトリ・サーバー

Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)を使用してアクセスされるディレクトリ・サーバー。LDAP準拠のディレクトリ・サーバーのサポートによって、分散Oracleネットワークの管理および構成のための集中化された媒体が提供されます。このディレクトリ・サーバーによって、クライアント側とサーバー側にあるローカルのtnsnames.oraファイルを置換できます。

ディスパッチャ

多くのクライアントが、クライアントごとの専用サーバー・プロセスなしで同じサーバーに接続できるようにするプロセス。ディスパッチャは、複数の着信ネットワーク・セッション・リクエストを処理して、共有サーバー・プロセスに送ります。

識別名(DN)

ディレクトリ・サーバー内のエントリ名。ディレクトリ・パスによってファイルの正確な位置が指定されるのと同様に、DNによって、LDAPディレクトリ階層内でのエントリの位置が指定されます。

分散処理

フロントエンド処理とバックエンド処理を別々のコンピュータで実行します。Oracle Net Servicesは、リモート・データベースに透過的に接続することにより分散処理をサポートします。

ドメイン

ドメイン・ネーム・システム(DNS)ネームスペース内の任意のツリーまたはサブツリー。一般にドメインは、ホスト名が共通の接尾辞(ドメイン名)を共有するコンピュータのグループを表す。

ドメイン・ネーム・システム(DNS)

ドメインに階層化されたコンピュータやネットワーク・サービスのネーミングに関するシステムです。DNSは、ユーザーにわかりやすい名前でコンピュータの位置を特定するためにTCP/IPネットワークで使用される。DNSは、ユーザー・フレンドリな名前をコンピュータが理解できるIPアドレスに変換します。

Oracle Net Servicesの場合、DNSはTCP/IPアドレスのホスト名をIPアドレスに変換します。

DNS

ドメイン・ネーム・システム(DNS)」を参照してください。

エンタープライズ・ロール

エンタープライズ・ロールは、通常のデータベース・ロールに類似していますが、認証が複数のデータベースにまたがる点が異なります。エンタープライズ・ロールは、特定のデータベース上で権限を定義するロールの一種です。エンタープライズ・ロールは、あるデータベースのデータベース管理者により作成されます。1人または複数のエンタープライズ・ユーザーから、エンタープライズ・ロールの権限付与または取消しを行うことが可能です。これらのロールの権限付与および取消しについての情報も、ディレクトリ・サーバー内に格納されます。

エンタープライズ・ユーザー

企業内で固有の識別情報を持つユーザーです。エンタープライズ・ユーザーは、スキーマを介して個々のデータベースに接続します。エンタープライズ・ユーザーには、データベースに対する各自のアクセス権限を決定するエンタープライズ・ロールが割り当てられます。

エントリ

ディレクトリ・サーバーのビルディング・ブロックで、ディレクトリ・ユーザーに関係のあるオブジェクトに関する情報が含まれています。

外部ネーミング

Network Information Service (NIS)などのサード・パーティ製のネーミング・サービスを使用するネーミング・メソッド

外部プロシージャ

PL/SQLコードから呼び出すことができる、第3世代言語(3GL)で記述されたファンクションまたはプロシージャです。外部プロシージャとして、Cのみがサポートされています。

フェイルオーバー

「接続時フェイルオーバー」を参照してください。

ファイアウォール・サポート

「アクセス制御」を参照してください。

FTP

ファイル転送プロトコルです。あるコンピュータ上のユーザーがTCP/IPネットワーク上の別のコンピュータとの間でファイルを転送するためのクライアント/サーバー・プロトコルです。

グローバル・データベース・リンク

ネットワーク上のすべてのユーザーがアクセスできるLDAPディレクトリに格納された、データベース・リンク定義です。この定義は、データベースとのクライアント接続に使用される定義(名前/接続記述子)と同じです。

グローバル・データベース・リンクには、ユーザーまたはパスワード句を含めることはできません。動作するのは、リンクを開始するデータベースが既存のクライアントの識別情報を使用してリンクを確立する場合のみです。

グローバル・データベース名

他のデータベースから一意に識別される、データベースの完全な名前。グローバル・データベース名の形式はdatabase_name.database_domainであり、たとえばsales.us.example.comとなります。

データベース名の部分salesは、データベースを呼び出すときに使用する単純な名前です。データベース・ドメイン部分us.example.comによって、データベースが位置するデータベース・ドメインを指定し、一意のグローバル・データベース名にします。可能なかぎり、データベース・ドメインにはネットワーク・ドメインを反映する名前を使用してください。

グローバル・データベース名は、初期化パラメータ・ファイルのSERVICE_NAMESパラメータで指定したデータベースのデフォルト・サービス名です。

異機種間サービス

Oracleデータベース・サーバーからOracle以外のシステムにアクセスするための基本的な技術を提供する統合コンポーネント。異機種間サービスを使用すると、次のことが可能になります。

  • Oracle SQLを使用して、Oracleサーバーに存在するデータと同じように、非Oracleシステムに格納されているデータに透過的にアクセスすること

  • Oracleプロシージャ・コールを使用して、Oracle分散環境からOracle以外のシステム、サービスまたはApplication Program Interface(API)に透過的にアクセスすること

階層ネーミング・モデル

階層的に関連付けられた複数のドメインに名前を分割するOracle Namesのインフラストラクチャです。

ホスト・ネーミング

ネーミング・メソッド解決。これによって、TCP/IP環境内のユーザーが既存の名前解決サービスで名前を解決します。この名前解決サービスには、ドメイン・ネーム・システム(DNS)Network Information Service (NIS)または集中管理された/etc/hostsファイル・セットがあります。ホスト・ネーミングによって、ユーザーはサーバー・コンピュータのホスト名またはホスト名の別名を指定してOracleデータベース・サーバーに接続できます。この機能を利用するために、クライアント構成は不要です。単純なTCP/IP環境の場合は、このメソッドをお薦めします。

HTTP

Hypertext Transfer Protocolの略です。WebブラウザとアプリケーションWebサーバーの通信を可能にする言語を提供するプロトコルです。

アイデンティティ管理レルム

IDの集合で、同じ管理ポリシーによって制御されるすべてのIDです。企業で、同じイントラネットにアクセスするすべての従業員は1つのレルムに属し、その企業の公開アプリケーションにアクセスするすべての外部ユーザーは別のレルムに属します。アイデンティティ管理レルムは、ディレクトリ上で特別なオブジェクト・クラスが関連付けられている特定のエントリによって表されます。

インスタンス

システム・グローバル領域(SGA)およびOracleバックグラウンド・プロセスの組合せです。データベースがデータベース・サーバー上で起動すると(コンピュータの種類にかかわらず)、Oracleにより、SGAと呼ばれるメモリー領域が割り当てられ、1つ以上のOracleプロセスが開始されます。インスタンスのメモリーおよびプロセスにより、関連付けられたデータベースのデータは効率的に管理され、データベース・ユーザーにサービスが提供されます。ユーザーは、任意のインスタンスに接続し、クラスタ・データベース内の情報にアクセスできます。

インスタンス名

Oracle Databaseインスタンスの名前です。インスタンス名は、データベース初期化パラメータ・ファイルのINSTANCE_NAMEパラメータによって識別されます。INSTANCE_NAMEは、インスタンスのOracleシステム識別子(SID)に対応しています。クライアントは、接続記述子にINSTANCE_NAMEパラメータを指定すると特定のインスタンスに接続できます。

インスタンス名は、接続記述子接続データ部分に記述されています。

IPアドレス

ネットワーク上のノードを識別するために使用します。ネットワーク上の各コンピュータには、ネットワークIDと一意なホストIDで構成される一意なインターネット・プロトコル(IP)アドレスが割り当てられています。通常、このアドレスは、8ビットずつの10進値をピリオドで区切ったドット10進表記(192.0.2.22など)で表されます。

IPC

プロセス間通信は、リスナーと同じノードに存在するクライアント・アプリケーションで、データベースとの通信に使用されるプロトコルです。IPCは、TCP/IPより早いローカル接続を提供できます。

IPv4

インターネット・プロトコル・バージョン4。IPv4は、現在の標準のIPプロトコルです。IPv4は32ビット(4バイト)アドレスを使用します。通常、ドット区切りの10進数表記で表現されます。各オクテットの10進数の値は、192.0.2.22のようにピリオドで区切られます。

IPv6

インターネット・プロトコル・バージョン6。IPv4の後継として設計されたプロトコルです。IPv6では、IPアドレスは通常、2001:0db8:0000:0000:0000:0000:1428:57ABのように、コロンで区切られた8つのフィールドの16進数の値で表現されます。2001:DB8::1428:57ABのように、値が0のフィールドを圧縮することもあります。

IP Version 4 (IPv4)

「IPv4」を参照してください。

IP Version 6 (IPv6)

「IPv6」を参照してください。

Java Database Connectivity(JDBC)ドライバ

JavaアプリケーションおよびアプレットによるOracle Databaseへのアクセスを可能にするドライバです。

JDBC OCIドライバ

クライアント/サーバーのJavaアプリケーションで使用するType 2ドライバです。このドライバには、Oracleクライアントのインストールが必要となります。

JDBC Thinドライバ

Oracle JDBCアプレットとアプリケーション用のType 4ドライバです。このドライバはすべてJavaで記述されているため、プラットフォームに依存しません。また、クライアント側に追加のOracleソフトウェアは必要ありません。Thinドライバは、サーバーとの通信に、Two-Task Common (TTC) (データベース・サーバーへのアクセス用にOracleが開発したプロトコル)を使用します。

キーワード値ペア

キーワードと値の組合せです。接続記述子および多数の構成ファイルで標準的な情報単位として使用されます。キーワード値ペアはネストされることがあります。つまり、キーワードは他のキーワード値ペアを値として持つことができます。

待機時間

リクエストを送信し、応答を受信するまでの時間。

LDAP Data Interchange Format (LDIF)

「LDIF」を参照してください

ldap.oraファイル

Oracle Internet Directoryコンフィギュレーション・アシスタントまたはOracle Net Configuration Assistantによって作成されるファイルです。次のディレクトリ・サーバー・アクセス情報が記述されています。

  • ディレクトリ・サーバーのタイプ。

  • ディレクトリ・サーバーの位置。

  • デフォルトのOracleコンテキスト。クライアントまたはサーバーが、データベース・サービスに接続するための接続識別子を検索または構成するために使用します。

Oracle Internet Directoryコンフィギュレーション・アシスタントで作成されると、ldap.oraファイルはORACLE_HOME/ldap/adminディレクトリに配置されます。Oracle Net Configuration Assistantで作成されたldap.oraファイルはORACLE_HOME/network/adminディレクトリに配置されます。

LDIF

LDAP Data Interchange Format (LDIF)は、LDAPコマンドライン・ユーティリティに使用する入力ファイルの形式を指定するための一連の規格です。

Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)

標準的で、拡張可能なディレクトリ・アクセス・プロトコル。LDAPクライアントとサーバーが通信に使用する共通言語。業界標準のディレクトリ・サーバーをサポートしている設計規則に関するフレームワークです。

リンク修飾子

データベースに接続するために使用される接続名を指定するデータベース・リンク名に付加されます。データベース・ユーザー名およびパスワード資格証明の代替設定を提供します。たとえば、グローバル・データベース・リンクsales.us.example.comにリンク修飾子fieldrepを追加できます。

SQL> SELECT * FROM emp@sales.us.example.com@fieldrep

リスナー

Oracle Net Listener」を参照してください。

リスナー制御ユーティリティ

Oracle Net Servicesに含まれているユーティリティ。リスナーの起動、停止および状態の取得などの機能を制御します。

listener.oraファイル

次の内容を識別するリスナー用の構成ファイル。

  • 一意名

  • 接続要求を受付けるプロトコル・アドレス

  • リスニング対象のサービス

listener.oraファイルは、通常はORACLE_HOME/network/adminディレクトリに存在します。

Oracleでは、サービス登録があるため、データベース・サービスの識別を必要としません。ただし、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用する場合は、静的サービス構成が必要となります。

リスナー登録(LREG)

サービス登録の一部として、LREGはリスナーにインスタンス情報を登録します。LREGは、データベース初期化パラメータ・ファイルで構成される各データベース・インスタンスのインスタンス・バックグラウンド・プロセスです。

ロード・バランシング

クライアント接続を複数のリスナー、ディスパッチャ、インスタンスおよびノードに均等に分散し、1つのコンポーネントへの負荷を軽くする機能です。

Oracle Net Servicesは、クライアント・ロード・バランシング接続ロード・バランシングをサポートします。

ローカル・ネーミング

ネーミング・メソッドの1つです。これにより、各クライアントのtnsnames.oraファイルで構成および格納された情報を使用して、ネットワーク・アドレスを検索します。ローカル・ネーミングは、変更が少なく、サービスの数が少ない単純な分散ネットワークに非常に適しています。

位置の透過性

分散データベースの特性。データ表の場所が不明でも、これによって、アプリケーションはデータ表にアクセスできます。すべてのデータ表は1つのデータベースに存在しているようにみなされ、表名に基づいて実際のデータの場所が判別されます。ユーザーは1つの文で複数のノードのデータを参照できます。システムでは、必要に応じて、自動的および透過的にリモート・ノードにSQL文(一部)をルート指定して実行します。データは、ユーザーまたはアプリケーションに影響を与えずにノード間を移動できます。

ロギング

エラー、サービス・アクティビティおよび統計情報をログ・ファイルに書き込む機能。画面に表示されるエラー・メッセージで障害を識別できない場合、管理者はログ・ファイルから追加情報を取得できます。エラー・スタックとしてのログ・ファイルは、各種レイヤーでのソフトウェアの状態を示します。

「トレース」も参照してください。

ループバック・テスト

サーバーからサーバー自体に戻す接続。ループバックが正常に終了すると、Oracle Netがデータベース・サーバーで機能していることが確認できます。

マップ

Network Information Service(NIS)ypservプログラムが名前リクエストを処理するために使用するファイル。

Microsoft Active Directory

Microsoft Windows 2000 Serverに含まれているLDAP準拠のディレクトリ・サーバーの1つ。ネットワーク上のオブジェクトに関する情報を格納し、ユーザーおよびネットワーク管理者がこの情報を利用できるようにします。Active Directoryでは、シングル・ログオン・プロセスを使用してネットワーク上のリソースにアクセスできます。

Microsoft Active Directoryは、クライアントがアクセス可能なサービス情報を格納するディレクトリ・ネーミング・メソッドとして構成できます。

Microsoft Windows NTのシステム固有の認証

認証方式の1つ。これにより、Microsoft Windows NTサーバーおよびそのサーバー上で動作しているデータベースに対して、クライアントのシングル・ログオン・アクセスが可能になります。

Named Pipesプロトコル

分散アプリケーションを使用するクライアント/サーバー間でプロセス間通信を提供する高水準のインタフェースの1つ。Named Pipesでは、Named Pipesプロトコルを使用するネットワーク上でクライアント/サーバー対話が可能です。

ネーミング・コンテキスト

全体が、1つのディレクトリ・サーバーに常駐するサブツリーです。サブツリーは、連続したものです。つまり、サブツリーの頂点となるエントリから始まり、下位方向にリーフ・エントリまたは従属ネーミング・コンテキストへの参照のいずれかまでを範囲とする必要があります。単一エントリからディレクトリ情報ツリー(DIT)全体までをサイズの範囲とすることができます。

Oracleコンテキストは、ネーミング・コンテキストの下に作成できます。

ネーミング・メソッド

クライアント・アプリケーションがデータベース・サービスへの接続を試みるときに、接続識別子接続記述子に変換するために使用する解決メソッド。Oracle Netでは、次の4種類のネーミング・メソッドを提供しています。

ネットワーク・サービスの別名

ディレクトリ・サーバーのディレクトリ・ネーミング・オブジェクトの代替名。ディレクトリ・サーバーは、定義されたネットワーク・サービス名またはデータベース・サービスのネットワーク・サービス別名を格納します。ネットワーク・サービス別名のエントリには、接続記述子情報は含まれていません。かわりに、別名の対象のオブジェクトの場所のみ参照する。クライアントがネットワーク・サービス別名のディレクトリ参照をリクエストすると、ディレクトリはそのエントリがネットワーク・サービス別名であると判断し、別名が実際は別名の参照先のエントリであるかのように参照を処理します。

ネットワーク・サービス名

接続記述子に変換するサービスの単純な名前。ユーザーは、接続するサービスに対する接続文字列に、ネットワーク・サービス名とともにユーザー名およびパスワードを渡すことによって接続リクエストを開始します。

CONNECT username/password@net_service_name

ネットワーク・サービス名は、必要に応じて、次のような様々な場所に格納できます。

  • 各クライアントのローカル構成ファイルtnsnames.ora

  • ディレクトリ・サーバー

  • NISなどの外部ネーミング・サービス

ネットワーク

ハードウェアとソフトウェアによってリンクされ、データおよび周辺装置を共有できる複数のコンピュータで構成されているグループ。

ネットワーク管理者

ネットワーク・コンポーネントのインストール、構成およびテストなどのネットワーク管理作業を実行する人。ネットワーク管理者は、構成ファイル、接続記述子、サービス名、別名、パブリック・データベース・リンク、グローバル・データベース・リンクなどを管理します。

ネットワーク・キャラクタ・セット

Oracleの定義では、キーワードと値のペア(つまり、接続記述子と構成ファイル)で値として使用できる文字のセット。このセットには、大文字と小文字の英数字およびいくつかの特殊文字が含まれます。

Network Information Service (NIS)

ネットワーク上のコンピュータ間でユーザー名やホスト名などのシステム構成データを分散するためのクライアント/サーバー・プロトコル。このサービスは、以前はSun社のYellow Pages (yp)として知られていました。

ネットワーク・インタフェース(NI)

Oracleのクライアント、サーバーまたは外部プロセスがOracle Netの機能にアクセスするための、汎用インタフェースを提供するネットワーク・レイヤー。ネットワーク・インタフェース・レイヤーでは、接続の切断およびリセット・リクエストを処理します。

ネットワーク・リスナー

「リスナー」を参照してください。

ネットワーク・オブジェクト

ネットワーク上でアドレスを直接指定できるサービスです(リスナーなど)。

ネットワーク・プロトコル

Oracle protocol support」を参照してください。

Network Program Interface

サーバー/サーバー間対話用インタフェースの1つ。Oracle Call Interface (OCI)がクライアントに対して行うすべての機能を実行して、調整サーバーが追加サーバーにSQLリクエストを作成できるようにします。

ネットワーク・セッション(NS)

標準的なOracle Net接続で使用されるセッション・レイヤー。クライアント・アプリケーションとデータベース・サーバー間で接続を確立およびメンテナンスします。

NIS

Network Information Service(NIS)」を参照してください。

ノード

ネットワークの一部を構成するコンピュータまたは端末です。

オブジェクト・クラス

ディレクトリ・サーバーにおいて、名前を持った属性のグループ。属性をエントリに割り当てるには、その属性を保持しているオブジェクト・クラスをそのエントリに割り当てます。

同じオブジェクト・クラスに関連するオブジェクトはすべて、そのオブジェクト・クラスの属性を共有します。

OCI

「Oracle Call Interface (OCI)」を参照してください。

OPI

Oracleプログラム・インタフェース(OPI)」を参照してください。

Open Systems Interconnection (OSI)

開放型システム間相互接続は、異機種間コンピュータ・ネットワーク・アーキテクチャの国際標準のフレームワークとして、ISOによって開発されたネットワーク・アーキテクチャ・モデルです。

OSIアーキテクチャには7つのレイヤーがあります。最下位から最上位までのレイヤーは次のとおりです。

  1. 物理レイヤー

  2. データ・リンク・レイヤー

  3. ネットワーク・レイヤー

  4. トランスポート・レイヤー

  5. セッション・レイヤー

  6. プレゼンテーション・レイヤー

  7. アプリケーション・レイヤー

Oracle Advanced Security

透過的データ暗号化(TDE)およびデータ・リダクションを提供するOracle製品。

Oracle Call Interface (OCI)

Application Program Interface(API)の1つ。これにより、第3世代言語のネイティブ・プロシージャやファンクション・コールを使用して、Oracleデータベース・サーバーにアクセスし、SQL文実行のすべての段階を制御するアプリケーションを作成できます。OCIは、C、C++、COBOL、FORTRANなど、多数の第3世代言語のデータ型、コール規則、構文およびセマンティクスをサポートします。

Oracle Connection Manager

クライアント接続要求をその次のホップに送信するか、または直接データベース・サーバーに送信する際の経路となるルーター。Oracle Connection Managerを介して接続要求をルート指定するクライアントは、そのOracle Connection Managerに構成されているセッションの多重化アクセス制御またはプロトコル変換機能を利用できます。

Oracle Connection Manager制御ユーティリティ

Oracle Net Servicesに含まれているユーティリティで、Oracle Connection Managerの起動、停止および状態の取得などの様々な機能を制御します。

Oracleコンテキスト

LDAP準拠のインターネット・ディレクトリ内にあるcn=OracleContextというエントリです。このディレクトリには、Oracle Net Servicesディレクトリ・ネーミングおよびチェックサムのセキュリティのエントリなど、Oracleソフトウェア関連のすべての情報が格納されています。1つのディレクトリ内に1つ以上のOracleコンテキストが存在する場合があります。Oracleコンテキスト・エントリは、ディレクトリ・ネーミング・コンテキストと関連付けることができます。

Oracle Internet Directoryは、DIT構造のルートにOracleコンテキストを自動的に作成します。このルートOracleコンテキストには、dn:cn=OracleContextのDNがあります。

Oracle Enterprise Manager Cloud Control

別個のOracle製品で、Oracle製品群を管理するための統合的、包括的なシステム管理プラットフォームを提供するために、グラフィカル・コンソール、エージェント、共通サービスおよびツール類を統合します。

Oracle Identity Managementの略です。

インフラストラクチャ対応のデプロイメントにより、すべての企業IDと、それらによる企業内の各種アプリケーションへのアクセスを集中的、かつ安全に管理します。

Oracle Internet Directory

Oracleデータベース上のアプリケーションとして実装されているディレクトリ・サーバー。分散ユーザーおよびネットワーク・リソースの情報を検索できます。Oracle Internet Directoryは、オープンなインターネット規格のディレクトリ・サーバー・アクセス・プロトコルであるLightweight Directory Access Protocol(LDAP)バージョン3とOracleデータベースの高度のパフォーマンス、拡張性、耐久性および可用性を組み合せています。

Oracle Net

クライアント・アプリケーションからOracleデータベース・サーバーへのネットワーク・セッションを可能にする通信ソフトウェア。ネットワーク・セッションの確立後、Oracle Netはクライアント・アプリケーションとデータベース・サーバーのためのデータ伝達手段として機能します。クライアント・アプリケーションとデータベース・サーバー間でのメッセージの交換に加え、これらの間の接続を確立および維持します。Oracle Netがネットワーク上の各コンピュータに配置されるためこれらのジョブを実行できます。

Oracle Net Configuration Assistant

インストール後に、次の内容を含む基本ネットワーク・コンポーネントを構成する処理ツールです。

  • リスナー名およびプロトコル・アドレス

  • クライアントが接続識別子の解決に使用するネーミング・メソッド

  • tnsnames.oraファイル内のネット・サービス名

  • ディレクトリ・サーバーの使用

Oracle Netファイアウォール・プロキシ

ファイアウォール・ベンダーによって提供される製品です。Oracle Connection Managerの機能を補います。

Oracle Net Foundationレイヤー

クライアント・アプリケーションとサーバー間でのメッセージの交換に加え、これらの間の接続を確立および維持するネットワーク通信レイヤーです。

Oracle Net Listener

サーバー上で実行される独立したプロセスです。クライアントの着信接続要求をリスニングし、サーバーへの通信量を管理します。

クライアントがデータベース・サーバーとのネットワーク・セッションをリクエストするときに、リスナーは実際のリクエストを受け取ります。クライアント情報がリスナー情報と一致した場合、リスナーはデータベース・サーバーへの接続を許可します。

Oracle Net Manager

構成機能にコンポーネント制御機能を組み合せることによって、Oracle Net Servicesの構成や管理のための統合環境を提供するツールです。

Oracle Net Managerを使用すると、次のネットワーク・コンポーネントを構成できます。

  • ネーミング

    接続識別子を定義して接続記述子にマップし、ネットワークの位置とサービスの識別情報を識別します。Oracle Net Managerでは、ローカルのtnsnames.oraファイルまたはディレクトリ・サーバー内の接続記述子の構成がサポートされます。

  • ネーミング・メソッド

    接続識別子を接続記述子に変換する方法を構成します。

  • リスナー

    リスナーを作成および構成し、クライアント接続を受け取ります。

Oracle Net Services

分散された異機種間コンピューティング環境においてエンタープライズ・レベルの接続性の解決策を提供する一連のネットワーキング・コンポーネント。Oracle Net Servicesは、Oracle NetリスナーOracle Connection ManagerOracle Net Configuration AssistantおよびOracle Net Managerで構成されます。

Oracleプログラム・インタフェース(OPI)

Oracle Program Interfaceは、OCIによって送信された適切な各メッセージに対する応答を受け持つネットワーキング・レイヤーです。たとえば、OCIが25行のデータのフェッチを要求すると、OPIはフェッチした25行のデータをOCIに戻します。

Oracle protocol support

クライアント/サーバー接続で使用する業界標準プロトコルにTransparent Network Substrate(TNS)の機能をマッピングするソフトウェア・レイヤーです。

Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)

複数のインスタンスがデータ・ファイルの1つの共有データベースにアクセスできるようにするアーキテクチャ。Oracle RACは、必要なクラスタ・データベース・スクリプト、初期化ファイル、およびOracle Enterprise EditionとOracle RACに必要なデータ・ファイルを提供するソフトウェア・コンポーネントでもあります。

Oracle Rdb

Digital社の64ビット・プラットフォーム用データベース。Oracle Rdbには独自のリスナーがあるため、クライアントはOracleデータベースと通信するのと同じようにOracle Rdbと通信できます。

Oracleスキーマ

ディレクトリ・サーバーに格納できる内容を判断する一連の規則。Oracleには、Oracle Net Servicesエントリなど、多くのOracleエントリ・タイプに適用される独自のスキーマがあります。Oracle Net ServicesのエントリのOracleスキーマには、そのエントリに登録される属性があります。

Oracleシステム識別子(SID)

Oracleデータベースの特定のインスタンスを識別する名前。どのデータベースでも、そのデータベースを参照するインスタンスが1つ以上存在します。

リリース8.1より前のOracle Databaseでは、SIDがデータベースを識別しています。SIDは、tnsnames.oraファイルの接続記述子およびlistener.oraファイルのリスナー定義に含まれています。

Oracle XML DB

Oracleデータベース・サーバーが提供する高性能なXMLストレージおよび検索テクノロジ。W3C XMLデータ・モデルに基づきます。

ORACLE_HOME

ディレクトリベースのオペレーティング・システムで、Oracleディレクトリ階層内の最高位ディレクトリに付けられた代替名です。

OSI(OSI)

Open Systems Interconnection(OSI)」を参照してください。

パケット

接続またはデータ転送がリクエストされるたびに、ネットワーク上で送信される情報のブロック。パケットに記述される情報は、connect、accept、redirect、dataなど、パケット・タイプによって異なります。パケット情報はトラブルシューティングに役立つことがあります。

PMONプロセス

ユーザー・プロセスが失敗したときにプロセス・リカバリを実行するプロセス・モニター(PMON)のデータベース・プロセス。PMONは、キャッシュをクリーン・アップし、プロセスで使用されていたリソースを解放する役割を持ちます。PMONはディスパッチャおよびサーバー・プロセスをチェックし、これらに障害が発生した場合、再起動します。

SHOW

用途

このコマンドの引数として使用できるパラメータを一覧表示します。このコマンドをパラメータとともに入力すると、そのパラメータの値が表示されます。

前提条件

なし

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

cmctl SHOW [-c instance_name]

Oracle Connection Manager制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

CMCTL> SHOW

CMCTL> SHOW
The following operations are available after show
An asterisk (*) denotes a modifier or extended command:

all             gateways        status
connections     parameters      version
defaults        rules
events          services

TRACE_UNIQUE_CLIENT

用途

各クライアント・トレース・セッションに対して一意のトレース・ファイルを作成するかどうかを指定します。

使用上の注意

値をonに設定すると、プロセス識別子が各トレース・ファイルの名前に追加され、複数のファイルの共存が可能になります。たとえば、デフォルトのトレース・ファイル名sqlnet.trcを使用すると、トレース・ファイルsqlnetpid.trcが作成されます。値をoffに設定すると、新規クライアント・トレース・セッションからのデータによって、既存のファイルが上書きされます。このパラメータは、ADRが有効でない場合に使用します。

デフォルト

on

onまたはoff

TRACE_UNIQUE_CLIENT=on

プレゼンテーション・レイヤー

通信中にアプリケーション・レイヤー・エンティティが通信または参照する情報の表現を管理するネットワーク通信レイヤー。Two-Task Common(TTC)は、プレゼンテーション・レイヤーの一例。

プライベート・データベース・リンク

あるユーザーが排他的に使用するデータベース・リンク。

データベース・リンク 」および「パブリック・データベース・リンク」も参照してください。

プロファイル

クライアントまたはサーバー上でのOracle Net Services機能の有効化および構成の優先順位を指定するパラメータの集合。プロファイルの格納および実装は、sqlnet.oraファイルを介して行います。

プロトコル

ネットワーク上でのデータ転送方法を定義する一連のルールです。

プロトコル・アドレス

ネットワーク・オブジェクトのネットワーク・アドレスを識別するアドレスです。

接続が確立されると、クライアントとリクエストの受信者(リスナーOracle Connection Managerなど)が同じプロトコル・アドレスで構成されます。クライアントは、このアドレスを使用して接続リクエストを特定のネットワーク・オブジェクト位置に送信し、受信者はこのアドレスでリクエストのリスニングを行います。クライアントおよび接続受信者にとって、同じプロトコルをインストールし、同じアドレスを構成することが重要です。

プロトコル変換

Oracle Connection Managerの機能です。異なるネットワーク・プロトコルを持つクライアントとサーバーが相互に通信できるようにします。この機能は、SQL*Netバージョン2のOracle Multi-Protocol Interchangeで以前提供されていた機能を置換したものです。

プロトコル・スタック

特定の プレゼンテーション・レイヤーと セッション・レイヤーの組合せを示します。

SQLNET.RADIUS_ALTERNATE_RETRIES

用途

データベース・サーバーがメッセージを代替RADIUSサーバーに再送する回数を指定します。

デフォルト

3

SQLNET.RADIUS_ALTERNATE_RETRIES=4

プロキシ・サーバー

実際のサーバーのかわりとなるサーバーで、クライアントの接続リクエストを実際のサーバーや他のプロキシ・サーバーに転送します。プロキシ・サーバーは、アクセス制御、データとシステムのセキュリティ、監視およびキャッシュ機能を提供します。

パブリック・データベース・リンク

すべてのユーザーがアクセスできるローカル・データベース上に、DBAが作成するデータベース・リンクです。

データベース・リンク 」および「プライベート・データベース・リンク」も参照してください。

レルムOracleコンテキスト

アイデンティティ管理レルムに含まれるOracleコンテキスト。次の情報が格納されます。

  • アイデンティティ管理レルムのユーザー・ネーミング・ポリシー(ユーザーのネーミングおよび検索方法)

  • 必須の認証属性

  • アイデンティティ管理レルム内のグループの位置

  • アイデンティティ管理レルムに関する権限割当て(誰がレルムにユーザーを追加する権限を所持するかなど)

  • 認可情報を含むそのレルムに対するアプリケーション固有のデータ

RDBMS

リレーショナル・データベース管理システム。

RDN

相対識別名(RDN)」を参照してください。

相対識別名(RDN)

ローカルの、最も細かいレベルのエントリ名。エントリを一意に指定するための修飾子を持ちません。完全修飾のX.500名です。たとえば、cn=sales,dc=us,dc=example,dc=com, cn=salesはRDNです。

ルートOracleコンテキスト

Oracle Identity Managementインフラストラクチャにおいて、ルートOracleコンテキストは、インフラストラクチャのデフォルトのアイデンティティ管理レルムへのポインタを含むOracle Net Services内のエントリです。また、指定されたレルムの簡単な名前によって、アイデンティティ管理レルムを検索する方法に関する情報を含んでいます。

RPC

リモート・プロシージャ・コール。

SDP

Sockets Direct Protocol。

Secure Sockets Layer (SSL)

ネットワーク接続を保護するためにNetscape社が開発した業界標準プロトコル。SSLでは公開キーインフラストラクチャ(PKI)を使用して、認証、暗号化およびデータの整合性を実現しています。

サーバー・パラメータ・ファイル

Oracle Databaseホストでメンテナンスされる初期化パラメータ設定を含むバイナリ・ファイルです。このファイルをテキスト・エディタで手動で編集することはできません。サーバー・パラメータ・ファイルは、初めCREATE SPFILE文を使用して、テキスト形式の初期化パラメータ・ファイルから作成するか、直接作成します。

サーバー・プロセス

データベースのかわりにクライアント要求を処理するデータベース・プロセスです。

サービス

様々なクライアントからのリクエストに応答したり、操作を実行したりするプログラム。データベースでのサービスは、クライアントのためにデータの格納と取出しを行うことです。

サービス・ハンドラ

リスナーからデータベース・サーバーへの接続ポイントとして機能するプロセス。ディスパッチャまたは専用サーバーがあります。

サービス名

データベースの論理的表現で、クライアントに対してデータベースはこの形式で表現されます。サービス名は、インストールまたはデータベースの作成時に入力された、データベース名とドメイン名の組合せであるグローバル・データベース名の文字列です。グローバル・データベース名がわからない場合は、初期化パラメータ・ファイルのSERVICE_NAMESパラメータの値から確認できます。

サービス名は、接続記述子接続データ部分に含まれています。

サービス登録

リスナー登録(LREG)リスナーに自動的に情報を登録する機能。この情報はリスナーに登録されるため、listener.oraファイルはこの静的情報で構成する必要はありません。

サービス登録では、次の情報をリスナーに提供します。

  • データベースにおける稼働中の各インスタンスのサービス名

  • データベースのインスタンス名

  • 各インスタンスで使用可能なサービス・ハンドラ(ディスパッチャまたは専用サーバー)

    これによって、リスナーは、クライアントの要求を適切に送ることができます。

  • ディスパッチャ、インスタンスおよびノードのロード情報

このロード情報により、リスナーはクライアント接続リクエストを最適に処理できるディスパッチャを判断します。すべてのディスパッチャがブロックされている場合、リスナーは接続用の専用サーバーを生成できます。

セッション・データ・ユニット(SDU)

Oracle Netがネットワーク間でデータを転送する前にデータを配置するバッファ。Oracle Netがバッファ内のデータを送信するのは、データ送信がリクエストされたとき、またはバッファがデータでいっぱいになったときです。

セッション・レイヤー

プロトコル・アドレスのエンティティが必要とするサービスを提供するネットワーク・レイヤーであり、エンティティで対話の編成と同期およびデータ交換の管理を行えるようにします。このレイヤーは、クライアントとサーバー間のネットワーク・セッションを確立、管理および終了します。セッション・レイヤーの例には、ネットワーク・セッション(NS)があります。

セッションの多重化

オペレーティング・システムのリソースを節約するために、複数のセッションを結合して1つのネットワーク接続で転送します。

共有サーバー

サポートされるユーザー数を増やすために、多数のユーザー・プロセスがごく少数のサーバー・プロセスを共有できるように構成されたデータベース・サーバー。共有サーバー構成では、多数のユーザー・プロセスがディスパッチャに接続します。ディスパッチャは、複数の着信ネットワーク・セッション要求を共通キューに送ります。サーバー・プロセスの共有プールの中のアイドル状態の共有サーバー・プロセスは、共通キューから要求を取り出します。つまり、サーバー・プロセスの小規模プールによる多数のクライアントの処理が可能になります。専用サーバーと対比される機能です。

共有サーバー・プロセス

共有サーバー構成で使用するプロセス・タイプです。

SID

Oracleシステム識別子(SID)」を参照してください。

SID_LIST_listener_name

リスナーがサービスするデータベースのOracleシステム識別子(SID)を定義するlistener.oraファイルのセクションです。Oracle8i以上のインスタンス情報は自動的にリスナーに登録されるため、このセクションはOracle Databaseリリース8.0でのみ有効です。また、静的構成は、外部プロシージャの呼出しなどのその他のサービスや、異機種間サービスにも必要です。

シングル・サインオン

ユーザーが単一のパスワードを使用して異なるサーバーにログインできる機能。ユーザーがアクセス権限を持つすべてのサーバーに対して認証が可能。

sqlnet.oraファイル

次の内容を指定する、クライアントまたはサーバー用の構成ファイルです。

  • 修飾されていないサービス名またはネット・サービス名に付加されるクライアント・ドメイン

  • 名前の解決時にクライアントが使用するネーミング・メソッドの順序

  • 使用するロギング機能とトレース機能

  • 接続のルーティング

  • 外部ネーミング・パラメータ

  • Oracle Advanced Securityパラメータ

sqlnet.oraファイルは、通常はORACLE_HOME/network/adminディレクトリに存在します。

SSL

Secure Sockets Layer(SSL)」を参照してください。

システム・グローバル領域(SGA)

Oracleインスタンスのデータおよび制御情報を含む共有メモリー構造のグループ。

TCP/IP

Transmission Control Protocol/Internet Protocol。ネットワークを介したクライアント/サーバー間の通信に使用する、標準の通信プロトコル。

SSLプロトコル付きTCP/IP

クライアント上のOracleアプリケーションを、TCP/IPおよびSecure Sockets Layer(SSL)を介してリモートのOracle Databaseと通信できるようにするプロトコルです。

ティック

メッセージをクライアントからサーバーまたはサーバーからクライアントに送信し、処理するために必要な時間です。

TNS

Transparent Network Substrate(TNS)」を参照してください。

tnsnames.oraファイル

ネットワーク・サービス名接続記述子にマップする構成ファイル。このファイルは、ローカル・ネーミング・メソッドに使用されます。tnsnames.oraファイルは、通常はORACLE_HOME/network/adminディレクトリに存在します。

トレース

操作に関する詳細情報を出力ファイルに書き込む機能。トレース機能によって、操作が実行されるときのイベントを示す詳細な文が生成されます。管理者はトレース機能を使用して、異常な状態を診断します。通常、トレース機能はオンになっていません。

「ロギング」も参照してください。

透過的アプリケーション・フェイルオーバー(TAF)

Oracle Real Application ClustersやOracle Fail Safeなどの高可用性環境を対象としたランタイム・フェイルオーバーであり、アプリケーションからサービスへの接続のフェイルオーバーおよび再確立を意味します。これにより、クライアント・アプリケーションは接続障害の発生時にデータベースに自動的に再接続でき、実行中だったSELECT文を再開することも可能です。この再接続は、Oracle Call Interface(OCI)ライブラリ内から自動的に実行されます。

Transparent Network Substrate (TNS)

基盤となるテクノロジの1つです。標準のネットワーク・トランスポート・プロトコルで機能するOracle Net Foundationレイヤーに組み込まれています。

トランスポート

データ・フロー制御とエラー・リカバリ方式を通じてエンドツーエンドの信頼性を維持するネットワーキング・レイヤー。Oracle Net Foundationレイヤーでは、Oracleプロトコル・サポートをトランスポート・レイヤーに使用します。

TTC

Two-Task Common(TTC)」を参照してください。

Two-Task Common (TTC)

標準的なOracle Net接続で使用されるプレゼンテーション・レイヤーです。クライアントとサーバーの異なるキャラクタ・セットや型式の、キャラクタ・セットとデータ型の変換を提供します。

UPI

ユーザー・プログラム・インタフェースです。

バーチャル・サーキット

ディスパッチャが使用する共有メモリーの1つで、クライアント・データベースの接続リクエストおよび応答を目的とします。ディスパッチャは、リクエストが到着するとバーチャル・サーキットを共通キューに配置します。アイドル状態の共有サーバーは、共通キューからバーチャル・サーキットを取り出してリクエストを処理し、そのバーチャル・サーキットが、共通キューから別のバーチャル・サーキットを取り出す前に、取り出したバーチャル・サーキットを放棄します。

WebDAVプロトコル

World Wide Web分散オーサリングおよびバージョニングです。HTTPに対して一連の拡張機能を備えたプロトコル。ユーザーはリモートWebサーバー上でファイルを管理できます。