5 Oracle Database用のファイル・システム記憶域の構成
Oracle Database用のファイル・システム記憶域を使用するには、次の手順を完了します。
最適なデータベース編成およびパフォーマンスを実現するために、データ・ファイルとOracle Databaseソフトウェアは別々のディスクにインストールすることをお薦めします。
ネットワーク・ファイル・システム(NFS)プロトコル・デバイスに記憶域を配置する予定がある場合、Oracle Direct NFS (dNFS)を使用して、Oracle Direct NFSクライアントに構築されるパフォーマンスの最適化を利用することをお薦めします。
- Direct NFSクライアントの記憶域について
Oracle Databaseでは、データファイルは、サポートされているNFSシステムに格納できます。Oracle内部のDirect NFSクライアントを使用して直接NFSサーバーにアクセスするようOracle Databaseを構成できます。 - Direct NFSクライアントでのoranfstabファイルについて
Direct NFSクライアントを使用可能にするには、ORACLE_HOME
\dbs
にoranfstab
ファイルを追加する必要があります。 - Direct NFSクライアントを使用したNFSストレージ・デバイスのマウント
Direct NFSクライアントでは、oranfstab
の構成情報に基づいてNFSストレージ・デバイスに対するマウント・ポイント設定が決定されます。 - NFSサーバーのネットワーク・パスの指定
Direct NFSクライアントでは、NFSサーバー用のoranfstabファイルに定義されている最大4つのネットワーク・パスを使用できます。 - Direct NFSクライアント用のoranfstabファイルの作成
Direct NFSでは、構成ファイルoranfstab
を使用して使用可能なマウント・ポイントを決定します。 - ORADNFSユーティリティを使用した基本的なファイル操作の実行
ORADNFSは、データベース管理者がMicrosoft WindowsプラットフォームのDirect NFSクライアントで基本的なファイル操作を実行できるユーティリティです。 - Direct NFSクライアントの使用の監視
Direct NFSクライアントの管理には次のビューを使用します。 - Direct NFSクライアントの有効化
Direct NFSクライアントを有効にするには、oranfstab
ファイルをOracle_home\dbs
ディレクトリに追加して、Oracle Databaseソフトウェアが使用する関連DLLファイルを変更する必要があります。 - Direct NFSクライアントの無効化
Direct NFSクライアントを無効にするには、次のステップを実行します。 - Direct NFSクライアントにおけるHCCの有効化
Direct NFSクライアントでハイブリッド列圧縮(HCC)を有効にするには、次のステップを実行します。