Oracle ASMディスク領域要件
データベース・ファイルおよびリカバリ・ファイルに必要なOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ディスク領域の合計量を判別します。
表6-1 Oracle Database (非CDB)のOracle ASMディスク数および最小領域の要件
冗長性レベル | ディスクの最小台数 | データ・ファイル | リカバリ・ファイル | 両方のファイル・タイプ |
---|---|---|---|---|
外部 |
1 |
2.7 GB |
8.1 GB |
10.8 GB |
双方向ミラー化を使用する標準またはフレックス |
2 |
5.2 GB |
15.6 GB |
20.8 GB |
3方向ミラー化を使用する高またはフレックス |
3 |
7.8 GB |
23.4 GB |
31.2 GB |
表6-2 1つのプラガブル・データベース(PDB)があるマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)用のOracle ASMディスク数および最小領域の要件
冗長性レベル | ディスクの最小台数 | データ・ファイル | リカバリ・ファイル | 両方のファイル・タイプ |
---|---|---|---|---|
外部 |
1 |
4.4 GB |
13.2 GB |
17.6 GB |
双方向ミラー化を使用する標準またはフレックス |
2 |
8.6 GB |
25.8 GB |
34.4 GB |
3方向ミラー化を使用する高またはフレックス |
3 |
12.9 GB |
38.7 GB |
51.6 GB |
ノート:
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システムでOracle ASMインスタンスが実行されている場合は、既存のディスク・グループを使用して記憶域要件を満たすことができます。必要に応じて、データベースをインストールする際に既存ディスク・グループにディスクを追加できます。
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ディスク・デバイスは、グリッド・インストールを実行するユーザーが所有する必要があります。
システム管理者に問い合せて、Oracle ASMで使用されるディスクがストレージ・レベルでミラー化されているかどうか確認してください。ミラー化されている場合、冗長性に「外部」を選択します。ディスクがストレージ・レベルでミラー化されていない場合は、冗長性に「標準」を選択します。
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すべてのOracle ASMディスクは割当て単位(AU)に分割されます。割当て単位は、ディスク・グループ内の割当ての基本単位です。特定のディスク・グループ互換レベルに応じて、AUサイズの値には1、2、4、8、16、32または64MBを選択できます。デフォルト値は、フレックス・ディスク・グループの場合は4 MBで、他のすべてのディスク・グループ・タイプの場合は1 MBです。エンジニアド・システムでは、デフォルト値は4 MBです。