インストール後のデータベース・オプションの有効化および無効化
Oracle Databaseをインストールすると、一部のオプションが有効化され、その他のオプションは無効になっています。有効化されたOracle Databaseのオプションは、SQL*Plusを使用してV$OPTION
ビューを問い合せることで表示できます。
Oracleホームの特定のデータベース機能を有効または無効にする必要がある場合は、chopt
ツールを使用します。chopt
ツールはコマンドライン・ユーティリティで、ORACLE_HOME
\bin
ディレクトリにあります。chopt
の構文は次のとおりです。
chopt [ enable | disable] db_option
次の表に、db_option
に指定可能な値を示します。
表8-1 choptツール・コマンドのデータベース・オプション
値 | 説明 |
---|---|
|
Oracle OLAP |
|
Oracle Real Applicationテスト |
ノート:
Oracle Advanced Analytics (OAA)機能は、Oracle Databaseでデフォルトで有効になっています。chopt
ツールを使用して無効にすることはできません。
例8-1 choptツールの実行
Oracleバイナリ・ファイルでOracle Real Application Testingオプションを有効にするには:
-
データベースを
srvctl
またはSQL*Plusで停止します。srvctl stop database -d myDb
-
コントロール パネルの「サービス」プログラムを使用して、データベース・サービス
OracleServiceSID
を停止します。 -
次のコマンドを実行します。
cd ORACLE_HOME/bin chopt enable rat
-
コントロール パネルの「サービス」プログラムを使用して、データベース・サービス
OracleServiceSID
を開始します。 -
データベースを起動します。
srvctl start database -d myDb
親トピック: Oracle Databaseのインストール後の作業