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  1. データベース・インストレーション・ガイド
  2. Oracle Databaseのインストール
  3. Standard Edition高可用性のインストール
  4. Standard Edition高可用性のデプロイ
  5. Standard Edition高可用性データベース・ソフトウェアのローカル・ファイル・システムへのインストール

Standard Edition高可用性データベース・ソフトウェアのローカル・ファイル・システムへのインストール

Oracle Database Standard Edition高可用性機能を使用可能にするために、Oracle Databaseソフトウェアのバイナリをローカル・ファイル・システムにインストールできます。

Standard Edition高可用性を構成する予定のすべてのクラスタ・ノードで、オペレーティング・システム構成、データベース・ユーザー、データベース・グループおよびリソース制限が同じになっていることと、Oracle Databaseソフトウェア所有者ユーザー(oracle)にSSH等価があることを確認します。

インストールの開始前に、ユーザー、グループおよび記憶域パスに関して必要なすべての情報を用意します。rootスクリプトを実行したり、rootスクリプトを自動化するための情報を提供する準備も行う必要があります。

  1. Administratorユーザーとして、Standard Edition高可用性を構成しようとしている最初のクラスタ・ノードにログインし、ローカル・ファイル・システムにOracleベース・ディレクトリを作成します。Oracle Optimal Flexible Architecture (OFA)の推奨事項に従って、このディレクトリに適切な所有者、グループおよび権限を指定します。
    C:\>md C:\app\oracle
C:\>icacls oracle:oinstall C:\app\oracle
  2. Oracle Databaseソフトウェア所有者ユーザー(oracle)として、最初のクラスタ・ノードにログインします。
  3. Oracle Software Delivery CloudのWebサイトから、Oracle Database 19cリリース19.3インストール・イメージ・ファイル(db_home.zip)をダウンロードして任意のディレクトリに保存します。
  4. My Oracle SupportからOracle Databaseリリース更新19.7以降のパッチを任意のディレクトリにダウンロードして解凍します。
  5. OFAに準拠したOracleホーム・ディレクトリをローカル・ファイル・システム上に作成し、このOracleホーム・ディレクトリにダウンロードしたイメージ・ファイルを抽出します。次に例を示します。
    C:\>md C:\app\oracle\product\19.0.0\dbhome_1
C:\>cd C:\app\oracle\product\19.0.0\dbhome_1
C:\app\oracle\product\19.0.0\dbhome_1> unzip \tmp\db_home.zip
  6. Oracleホーム・ディレクトリから、setup.exeコマンドを実行してOracle Database設定ウィザードを起動します。
    C:\app\oracle\product\19.0.0\dbhome_1>setup.exe

    ノート:

    setup.exeコマンドは、Oracleホーム・ディレクトリからのみ実行してください。Oracle Databaseのインストールには、その他の場所(%ORACLE_HOME%\oui\bin\など)にあるsetup.exeコマンドを使用しないでください。
  7. 「構成オプションの選択」画面で、「ソフトウェアのみの設定」を選択します
  8. 「データベース・インストール・オプションの選択」画面で、「単一インスタンス・データベースのインストール」を選択します。
  9. 「データベース・エディションの選択」画面で、「Standard Edition 2」を選択します。
  10. 必要に応じて構成プロンプトに応答します。

    ノート:

    インストール時に送信を要求された情報について質問がある場合は、「ヘルプ」をクリックします。
  11. Oracle Databaseリリース更新(RU) 19.7以降のパッチを適用します。パッチの適用方法の手順について、パッチのドキュメントを確認します。

    ノート:

    Oracle Databaseホームと同じバージョンのOracle Clusterware (OCW) RUを適用していることを確認してください。

  12. オプション: oracleユーザーとして、最初のクラスタ・ノードで読取り専用のOracleホームを有効にします。
    cd C:\app\vldb22\product\19.0.0\dbhome_1\bin
C:\app\vldb22\product\19.0.0\dbhome_1\bin>roohctl.bat -enable

    ノート:

    roohctlコマンドには-disableフラグを使用しないでください。このフラグはサポートされていません。
  13. Administratorユーザーとして、その他のすべてのクラスタ・ノード(Standard Edition高可用性を構成しようとしているノード)にOracleベース・ディレクトリを作成します。
    C:\>md C:\app\oracle
C:\>icacls oracle:oinstall C:\app\oracle
  14. oracleユーザーとして、最初のノードからaddnode.batスクリプトを実行して、その他のすべてのノード(Standard Edition高可用性を構成しようとしているノード)で次の操作を実行します。
    • 最初のノードからその他のノードにOracleホーム・ディレクトリをコピーします。
    • その他のノードでOracleベース、Oracleインベントリのディレクトリ、Oracle DBのレジストリ・キーを設定します。
    C:\>%ORACLE_HOME%\addnode\addnode.bat -silent CLUSTER_NEW_NODES=comma_separated_list_of_other_nodes
  15. Oracle Databaseのインストール時に組込み以外のユーザー・アカウントおよびAdministrator以外のユーザー・アカウントを指定する場合は、次のコマンドを使用して、それぞれのユーザーのパスワードをCRSウォレットに追加します。
    crsctl add wallet -type OSUSER -user DB service user name -password

Oracle Databaseソフトウェアのインストールが完了したら、Oracle Database Configuration Assistant (Oracle DBCA)をインタラクティブ・モードまたはサイレント・モードで使用して、Oracle Databaseソフトウェアをインストールした最初のクラスタ・ノードにStandard Editionデータベースを作成します。

データベース作成の要件およびOracle DatabaseのStandard Edition高可用性を有効化および構成する手順の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください

関連項目