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Oracle Database Upgrade Assistantによって設定されるファイル権限について

旧バージョンのデータベースがOracle Database 19cにアップグレードされるときに、Oracle Database Upgrade Assistantにより、ソフトウェアが次のディレクトリにインストールされます。database_nameは、データベース名またはSIDです。

旧バージョンのデータベースがOracle Database 19cにアップグレードされるときに、Oracle Database Upgrade Assistantにより、ソフトウェアが次のディレクトリにインストールされます。database_nameは、データベース名またはSIDです。

  • ORACLE_BASE\admin\database_name(管理ファイル)

  • ORACLE_BASE\oradata\database_name(データベース・ファイル・ディレクトリ)

  • ORACLE_BASE\oradata\database_name(REDOログ・ファイルおよび制御ファイル)

  • ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\database (SPFILESID.ORA)

Oracle Database Upgrade Assistantにより、これらのディレクトリ、およびこれらのディレクトリの下のすべてのファイルとディレクトリに対して次のアクセス権が設定されます。

  • フル・コントロール AdministratorsSYSTEM、Oracleホーム・ユーザー、または仮想アカウント・ホームのORA_<HomeName>_SVCACCTSグループ

    注意:

    これらのアカウントがすでに存在し、より制限された権限を持つ場合は、最も制限された権限が保持されます。AdministratorsSYSTEMおよびOracleホーム・ユーザー以外のアカウントがすでに存在する場合、これらのアカウントの権限は削除されます。

Oracle Database Upgrade Assistantでは、Oracle Enterprise Managerを構成することもできます。Oracle Enterprise Managerの構成時に「日次バックアップ有効化」オプションを選択している場合は、別画面が表示されて、高速リカバリ領域の指定を要求されます。指定したファイル・システムの場所に、Oracle Database Upgrade Assistantによって、ディレクトリ構造の作成が試みられます(存在しない場合)。この場所に同じファイル権限のセットも付与されます。Oracle Database Upgrade Assistantによって表示される、高速リカバリ領域のデフォルトの場所は次のとおりです。

  • ORACLE_BASE\recovery_area