複数データベース間でのウォレットおよびsqlnet.oraファイルの共有について
複数の非レプリケート・データベース間ではウォレットを共有できません。
sqlnet.ora
ファイルにウォレットの場所に関する情報が含まれている場合は、データベース間でsqlnet.ora
ファイルを共有することもできません。
この規則の唯一の例外は、パスワードを使用するデフォルトのデータベース対ディレクトリ接続構成による、パスワードまたはKerberosで認証されたエンタープライズ・ユーザー・セキュリティです。データベースのウォレットは、この構成によりDatabase Configuration Assistantで作成されたデフォルトの場所に保持されます。この場合、ウォレットの場所に関する情報は、sqlnet.ora
ファイルには格納されず、複数のデータベース間でウォレットを共有できます。
注意:
エンタープライズ・ユーザー認証にSSLが使用される場合は、sqlnet.ora
ファイルにウォレットの場所を指定する必要があります。そのため、SSLで認証されたエンタープライズ・ユーザーの場合、複数のデータベース間でsqlnet.ora
ファイルを共有できません。
親トピック: Oracle Wallet Managerについて