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Oracle Databaseサービスで必要な追加の権限

Oracle Databaseサービスにより実行される特定の機能には追加権限が必要です。

Oracle Universal InstallerおよびOracleツールは次の権限を、それぞれのサービスのWindowsサービスSIDに、サービスの作成中に自動的に付与します。

  • SeIncreaseBasePriorityPrivilege: プロセスがスレッドの優先順位を変更するにはこの権限が必要です。この権限は、Oracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)またはOracle DatabaseサービスのWindowsサービスSIDに付与されます。

  • SeBackupPrivilege: この権限は、バックアップ操作を実行するのに必要です。これは、Oracle VSSライター・サービスのWindowsサービスSIDに付与されます。

  • SeBatchLogonRight: この権限は、バッチ・ログオン・タイプを使用してアカウントがログオンするのに必要です。これは、Oracleスケジューラ・サービスのWindowsサービスSIDに付与されます。

Oracle Databaseがラージ・ページまたはワーキング・セット機能を使用できるようにするには、次のオペレーティング・システムの追加権限がオペレーティング・システム管理者により、Oracleホーム・ユーザーまたはサービスの作成中に指定したOracle DatabaseサービスのWindowsサービスSIDに、手動で付与される必要があります。

Oracleホーム・ユーザーのかわりにOracle DatabaseサービスのWindowsサービスSIDに権限を付与することをお薦めします。データベース・サービスのWindowsサービスSIDは、NT AUTHORITY\OracleServiceSIDという構文に従っています。

  • SeLockMemoryPrivilege: この権限はメモリー内のページをロックするのに必要です。Oracle Databaseがラージ・ページを使用するにはこの権限が必要です。

  • SeIncreaseQuotaPrivilege: この権限はプロセスのメモリー割当てを変更するのに必要です。これは、データベースのmaxおよびminワーキング・セット・サイズを設定するときに必要です。