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Oracle VSSライターのオプション

Oracle VSSライターでは、ログ、コピー、全体、差分および増分バックアップがサポートされています。

VSSライターは、増分および差分バックアップに対してタイムスタンプのメカニズムを使用し、SetBackupStamp() APIを使用してタイムスタンプをバックアップ・ドキュメントに格納します。このバックアップ・スタンプは、増分または差分バックアップ時に、AddDifferencedFilesByLastModifyTime() APIを使用した最後の全体または増分バックアップ以降に変更されたファイルを指定するためにOracle VSSライターで使用します。

Oracle VSSライターはバックアップとリストアのメタデータも保存します。リストア操作の際には、これらのメタデータが使用可能になっていなければなりません。そうなっていれば、VSSライターがリストア後の操作を効率よく実施できるようになります。フル・バックアップまたはコピー・バックアップの場合は、リストア対象のファイルの整合性が取れるように、リストアのメタデータに重要なREDO情報が保存されます。したがって、リストア操作の際には必ずOracle VSSライターをコールして、リカバリ操作を実行するようにしてください。