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RAWパーティション

表領域のデータ・ファイルは、ファイル・システムまたはRAWパーティションに格納できます。

RAWパーティションは、最下位レベルでアクセスされる物理ディスクの一部です。

UNIXではRAWパーティション(論理ドライブ)がサポートされています。ディスク・ドライブ数に制限はありません。

Windowsでは、ドライブ文字の使用はAからZに制限されていますが、RAWパーティションを作成することにより、ディスク・ドライブの制限を回避し、ディスクを小さなセクションに分割できます。

Windowsディスク管理ツールを使用すると、物理ドライブ上に拡張パーティションを作成できます。拡張パーティションとは、データベース・ファイル用の複数の論理パーティションを割り当てられる、ディスク上のRAW領域を示します。

拡張パーティションにより、論理パーティションを大量に定義して、Oracle Databaseを使用するアプリケーションに対応できるようになり、4つまでというWindowsのパーティションの制限を回避できます。また、論理パーティションには、ドライブ文字を使用しなくてすむようにシンボリック・リンク名を付けることができます。

サポートしているWindowsオペレーティング・システムの場合は、プライマリ・パーティションと、「新しいシンプル ボリューム」オプションを選択して拡張パーティションの論理ドライブを作成します。RAWデバイスを作成するには、「ドライブ文字またはドライブ パスを割り当てない」を選択します。RAWデバイスをマウントするには、ドライブ文字を割り当てて削除します。スパン・ボリュームやストライプ・ボリュームは使用しないでください。これらのオプションを使用するとボリュームがダイナミック・ディスクに変換されます。Oracle Automatic Storage Managementでは、ダイナミック・ディスクはサポートされていません。

注意:

Oracle RACは64ビットWindowsサーバー・オペレーティング・システムでのみサポートされています。