ORADIMを使用したインスタンスおよびサービスの開始
ORADIMを使用してインスタンスおよびサービスを起動する方法について説明します。
ORADIMを使用してインスタンスを起動し、サービスを開始するには、次のように入力します。
oradim -STARTUP -SID SID | -ASMSID SID [-SYSPWD password] [-STARTTYPE srvc | inst | srvc,inst] [-PFILE filename | -SPFILE]
このコマンドでは、次のことに注意してください。
-
-STARTUP
は、既存のインスタンスを起動することを示します。これは必須パラメータです。 -
-SID
SID
は、起動するインスタンスの名前です。 -
-ASMSID
SID
は起動するOracle Automatic Storage Managementインスタンスの名前です。 -
-STARTTYPE
srvc
、inst
は、サービスまたはインスタンスのどちらを起動するかを示します。片方または両方を指定できます。指定しない場合は、現在の設定がレジストリで確認されます。-STARTTYPE srvc
は、コマンドラインからnet start oracleservice
sid
を実行することと同じです。-STARTTYPE inst
は、SQL*Plus内でstartup
を実行することと同じです。 -
-PFILE
filename
は、このインスタンスで使用する初期化パラメータ・ファイルです。このファイルは、ドライブ名を含めて、フルパス名を指定する必要があります。 -
-SPFILE
は、起動時にPFILEのかわりにサーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)を使用することを指定します。
たとえば、puma
というインスタンスを起動するには、次のように入力します。
C:\> oradim -STARTUP -SID puma -STARTTYPE inst -PFILE C:\app\username\admin\prod\pfile\init.ora