8 Oracle Databaseを最適化するためのWindowsのチューニング
Oracle Databaseが最善の環境で実行されるように、Windows Serverオペレーティング・システムをチューニングする方法について説明します。
注意:
説明を簡単にするために、ここでは、文の中で、サポートされているすべてのWindowsオペレーティング・システムに言及するときは、Windows Serverという総称を使用することにします。
- Windowsのチューニングの概要
Windows Serverオペレーティング・システムのチューニングについて説明します。 - ラージ・ページのサポートの概要
ラージ・ページのサポートはOracle Databaseの機能です。 - サーバー・コンソールでフォアグラウンド・アプリケーションの優先度を低く設定することについて
Windows Serverのインストール時にデフォルトで提供される設定の1つに、対話型のフォアグラウンド・アプリケーションに、各バックグラウンド・プロセスよりも高い優先度を与えるものがあります。 - Windows Serverをアプリケーション・サーバーとする構成について
Windowsのメモリー・マネージャは、システム・メモリーを「Windows Serverのメモリー共有」で説明する3つの異なるプールに分割します。 - 不要なサービスの使用禁止について
ファイル・キャッシュのサイズを大幅に小さくした後、オペレーティング・システムのコア機能にとって不要なサービスを無効にすることにより、より多くの物理メモリーをOracle Databaseのために確保できます。 - 使用しないネットワーク・プロトコルの削除の必要性について
重要なプロトコルにのみ処理時間が費やされるように、Windows上の不要なネットワーク・プロトコルはすべて削除します。 - ネットワーク・プロトコルのバインド順序のリセットの必要性について
サーバー上にプロトコルを複数インストールする必要がある場合は、ネットワーク・プロトコルのバインド順序をリセットすることにより、Oracle Databaseで最も頻繁に使用されるプロトコルの優先順位を最も高く設定できます。 - 複数のネットワーク・インタフェース・カードの順序を設定
1台のWindowsコンピュータ上にパブリックおよびプライベートのネットワーク・インタフェース・カード(NIC)があり、正しい順序に設定されていない場合、gethostname
を使用する構成(Oracle Enterprise Managerなど)で問題が発生する可能性があります。 - 最新の信頼性の高いWindows Server Service Packの概要
Microsoft社はService Packと呼ばれるオペレーティング・システムのパッチを四半期ごとにリリースしています。Service Packは、Windows Serverの基本リリースに対する不具合の修正と製品拡張機能の集まりです。 - ハードウェアまたはオペレーティング・システムのストライプ化の概要
遅いハード・ドライブの影響を軽減するための効果的な方法であるデータのストライプ化について説明します。 - Windows Serverの仮想メモリー・ページング・ファイルの多重化について
Windows Serverの仮想メモリー・ページング・ファイルを多重化してシステムのパフォーマンスを向上させる方法について説明します。 - 不要なフォアグラウンド・アプリケーションをすべて閉じる
不要なフォアグラウンド・アプリケーションをすべて閉じる方法について説明します。