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Oracle ASM監査証跡の管理

このドキュメントでは、Oracle ASMインスタンスで監査証跡レコードを管理する方法について説明します。

Syslogを使用したOracle ASM監査レコード

  • Oracle ASM監査証跡レコードは、Syslog機能にリダイレクトされます。

  • この機能を使用すると、Oracle ASM監査証跡レコードは/var/log/oraasmaudit.logファイルに書き込まれます。

  • ログ・ローテーションは、/etc/logrotate.d/oraasmaudit構成ファイル内のOracle ASM監査証跡レコードに対して構成されます。監査ログは4週間ごとに1回ローテーションされ、ローテーション後に圧縮されます。

オペレーティング・システム監査証跡でのOracle ASM監査レコードの管理

オペレーティング・システム監査証跡

オペレーティング・システム監査証跡の有効化

syslog監査を無効にしてオペレーティング・システム監査証跡を有効にするには、AUDIT_SYSLOG_LEVEL初期化パラメータをNULLに設定し、AUDIT_TRAIL初期化パラメータをOSに設定します。

オペレーティング・システム監査証跡ファイルのパージ

統合監査証跡でのOracle ASM監査レコードの管理

統合監査証跡

統合監査証跡の有効化

統合監査証跡ファイルのパージ

オペレーティング・システムおよび統合監査証跡の監査証跡プロパティ

表3-3 監査証跡のサイズと有効期間のプロパティ

プロパティ名 説明

監査ファイルの最大サイズ

  • 監査ファイルの最大サイズの最小値は1KB、最大値は2000000KBです。デフォルト値は10000KBです。
  • Oracle ASMインスタンスは、ファイルの最大サイズ制限に達すると、監査ファイルへの監査レコードの書込みを停止します。ファイルの名前が変更され、後続の監査レコード用に新しいファイルが作成されます。
  • 監査ファイルの最大プロパティを設定するには、ASMCMD監査ファイル管理コマンドを参照してください。

監査ファイルの最大有効期間

  • 監査ファイルの最大有効期間の最小値は1日、最大値は497日です。デフォルト値は5日です。
  • Oracle ASMインスタンスは、ファイルの最大有効期間制限に達すると、監査ファイルへの監査レコードの書込みを停止します。ファイルの名前が変更され、後続の監査レコード用に新しいファイルが作成されます。
  • 監査ファイルの最大有効期間を設定するには、ASMCMD監査ファイル管理コマンドを参照してください。

監査パージ・ジョブの間隔

  • 監査パージ・ジョブ間隔の最小値は1時間、最大値は999時間です。
  • 監査パージ・ジョブの間隔を設定するには、ASMCMD監査ファイル管理コマンドを参照してください。

関連項目: