本リリースでのOracle Database Testingガイドの変更点
この序文では、『Oracle Database Testingガイド』の変更点をあげます。
Oracle Databaseリリース19c、バージョン19.1での変更点
次に、Oracle Database 19c、バージョン19.1の『Oracle Database Testingガイド』の変更点をあげます。
新機能
この項では、Oracle Databaseリリース19c、バージョン19.1のSQLパフォーマンス・アナライザとDBリプレイの新機能について説明します。
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現在のプラガブル・データベース(PDB)に対して、ワークロード取得の有効化とワークロード・リプレイの開始が可能です。
関連項目:
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ワークロード・リプレイ・レポートを使用すると、遅いワークロード・リプレイの診断が可能になります。
関連項目:
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DBA_RAT_CAPTURE_SCHEMA_INFO
ビューを問い合せると、ワークロード取得でSQL文が記録されたときに有効になっていたlogin_schema
とcurrent_schema
を取得できます。関連項目:
Oracle Databaseリリース18c、バージョン18.1での変更点
次に、Oracle Database 18c、バージョン18.1の『Oracle Database Testingガイド』の変更点をあげます。
新機能
この項では、Oracle Databaseリリース18c、バージョン18.1のSQLパフォーマンス・アナライザとDBリプレイの新機能について説明します。
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新しい
ENCRYPTION
パラメータを使用して、ワークロード取得の暗号化を有効化できます。関連項目:
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既存のワークロード取得を暗号化および復号化できます。
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新しい
TEST_EXECUTE_DOP
パラメータを使用して、SQLパフォーマンス・アナライザでの同時SQL実行を有効化できます。関連項目:
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新しい
COMPARE_RESULTSET
パラメータを使用して、SQL結果セットを検証できます。 -
必要なDatabase Vault権限がある場合は、Database Vault環境でデータベース・リプレイ操作を実行できます。
関連項目:
Database Vault環境でのデータベース・リプレイの使用の詳細は、『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照してください。
Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)での変更点
次に、Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)の『Oracle Database Testingガイド』の変更点をあげます。
Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)の新機能
この項では、Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)のSQLパフォーマンス・アナライザとDBリプレイの新機能について説明します。
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SQLパフォーマンス・アナライザの分析タスクでトリガーの実行を有効または無効にできます。
「分析タスクでのトリガーの実行の構成」を参照してください。
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SQLパフォーマンス・アナライザの分析タスクのコールで返される日付を構成できます。
「分析タスクでコールにより返される日付の構成」を参照してください。
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SQLパフォーマンス・アナライザの分析タスクでフェッチする行数を構成できます。
「分析タスクでフェッチする行数の構成」を参照してください。
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DBリプレイを使用したワークロードの取得とワークロードのリプレイ中のユーザーによるPL/SQLコールの処理方法を指定できます。
詳細は、次の各項を参照してください。「APIを使用したデータベース統合リプレイの初期化」で説明されているように、
plsql_mode
パラメータはINITIALIZE_CONSOLIDATED_REPLAY
プロシージャで使用することもできます。
Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)でのその他の変更点
ここでは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)用の『Oracle Database Testingガイド』における、その他の変更点について説明します。
Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)用の『Oracle Database Testingガイド』では、次に示す変更も実施されています。
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このマニュアルの第III部で説明されていた、Oracle Database 12cリリース1のテストデータ管理機能は削除されました。これに該当する機能は、別のマニュアル(『Oracle Data Masking and Subsettingガイド』)に記載されることになりました。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1)での変更点
次に、Oracle Database 12cリリース1(12.1)の『Oracle Database Testingガイド』の変更点をあげます。
新機能
このリリースの新機能は次のとおりです。
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SQLパフォーマンス・アナライザ・クイック・チェック(SPAクイック・チェック)
一部のOracle Enterprise Manager Cloud Controlデータベース管理ページで、SPAクイック・チェックは、変更を加える前にデータベース・ワークロードへのシステム変更の影響を検証できます。
「SPAクイック・チェックの使用」を参照してください。
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SQLパフォーマンス・アナライザによるマルチテナント・アーキテクチャのサポート
非CDBからマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)に転送されたSQLチューニング・セットを、CDB識別子を再マッピングすることによりSQLパフォーマンス・アナライザへの入力ソースとして使用することができます。
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ワークロード・インテリジェンス
ワークロード・インテリジェンスとは、取得したワークロードに格納されているデータを分析するJavaプログラムのスイートです。
「ワークロード・インテリジェンスの使用」を参照してください。
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データベース統合リプレイ
データベース統合リプレイでは、1つ以上のシステムから取得した複数のワークロードを統合して、Oracle Exadata Machineなど1つのテスト・システムで同時にリプレイできます。
「データベース統合リプレイの使用」を参照してください。
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ワークロード・スケールアップ
データベース・リプレイでは、様々な使用事例やシナリオで、スケールアップ・テストやストレス・テストを実行できます。
「ワークロード・スケールアップの使用」を参照してください。