1.28 AWR_PDB_AUTOFLUSH_ENABLED
AWR_PDB_AUTOFLUSH_ENABLEDを使用すると、CDB内のすべてのPDBまたはCDB内の個々のPDBに対して、自動ワークロード・リポジトリ(AWR) のスナップショットを有効にするか無効にするかを指定できます。
| 特性 | 説明 |
|---|---|
|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
|
デフォルト値 |
|
|
変更可能 |
|
|
PDBで変更可能 |
はい |
|
値の範囲 |
|
|
基本 |
いいえ |
|
Oracle RAC |
すべてのインスタンスで同じ値を使用する必要がある。 |
ノート:
CDB$ROOT (CDBのルート)のこのパラメータの値はルートに影響しません。このパラメータの設定に関係なく、自動AWRスナップショットは常にルートで有効になっています。
AWR_PDB_AUTOFLUSH_ENABLEDのデフォルト値は、falseです。したがって、デフォルトでは、自動AWRスナップショットはCDBのすべてのPDBに対して無効になっています。
CDBルートのAWR_PDB_AUTOFLUSH_ENABLEDの値を変更すると、新しい値はCDBのすべてのPDBに影響します。
したがって、CDBルートのAWR_PDB_AUTOFLUSH_ENABLEDの値をtrueに変更した場合、すべてのPDBのAWR_PDB_AUTOFLUSH_ENABLEDの値もtrueに変更され、自動AWRスナップショットはすべてのPDBに対して有効になります。
CDBの個々のPDBのいずれかのAWR_PDB_AUTOFLUSH_ENABLED値を変更することもでき、個々のPDBに設定された値が適用されます。これにより、個々のPDBの自動AWRスナップショットを有効または無効にできます。
新規PDBを作成するか、前のリリースのデータベースのPDBを現在のリリースのデータベースにアップグレードすると、自動AWRスナップショットはルートのAWR_PDB_AUTOFLUSH_ENABLEDの現在の値に基づいて、PDBに対して有効または無効になります。
関連項目:
-
自動ワークロード・リポジトリ(AWR)の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
-
AWRスナップショットの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。