1.29 AWR_PDB_MAX_PARALLEL_SLAVES
AWR_PDB_MAX_PARALLEL_SLAVES
を使用すると、DBAは、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)で自動ワークロード・リポジトリ(AWR)フラッシュを迅速かつタイムリに使用できるように、適切なリソース量を割り当てることができます。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
整数 |
デフォルト値 |
10 |
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
1 – 30 |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
インスタンスごとに異なる値を使用可能。 |
AWR_PDB_MAX_PARALLEL_SLAVES
を使用して、プラガブル・データベース(PDB)でAWRスナップショット・フラッシュのために確保されるリソース量を制御します。このパラメータを使用すると、DBAは、同時にCDB全体のAWRフラッシュ操作の処理に使用できるMMONスレーブ・プロセス(Mnnnバックグラウンド・プロセス)の最大数を変更できます。
自動AWRスナップショットを作成するために有効になっているPDBの数が多いCDBの場合、DBAは、このパラメータの値を増やしてタイムリなAWRフラッシュを有効にできます。有効になっているPDBの数が少ないCDBの場合、このパラメータの値を減らして並行処理およびパフォーマンス・スパイクの可能性を減らすことができます。
このパラメータは、CDBのルートに設定され、PDBのAWR自動スナップショットの作成に使用される最大並列度を決定します。
関連項目:
-
AWR PDBスナップショットの自動作成を有効にする方法の詳細は、「AWR_PDB_AUTOFLUSH_ENABLED」を参照してください
-
AWRの概要は、『Oracle Database概要』を参照にしてください
-
MMONおよびMnnnバックグラウンド・プロセスの詳細は、「バックグラウンド・プロセス」を参照してください