1.66 CURSOR_SPACE_FOR_TIME

CURSOR_SPACE_FOR_TIMEによって、カーソルでより多くの領域を使用できるようになり、時間が節約されます。

特性 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

false

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

いいえ

値の範囲

true | false

基本

いいえ

ノート:

CURSOR_SPACE_FOR_TIMEパラメータは非推奨です。これは、下位互換性のためにのみ残されています。

このパラメータは、共有SQL領域およびクライアントのプライベートSQL領域の両方に影響します。

Oracle Database 10g リリース2(10.2.0.2)以上では、大幅に強化された同時変更機能が導入されたため、大部分のユーザーはこのパラメータを設定する必要がありません。

値:

  • true

    共有SQL領域の位置が共有プール内に固定となります。つまり、共有SQL領域は、この領域を参照するオープン・カーソルがあるかぎり、共有プール内に存在します。各アクティブ・カーソルのSQL領域がメモリー内に存在するため、実行は高速になります。ただし、使用中の共有SQL領域は常時メモリー上に存在します。このため、このパラメータをtrueに設定するのは、共有プールが十分大きく、すべてのオープン・カーソルを同時に保持できる場合のみにしてください。

    また、このパラメータをtrueに設定すると、実行と実行の間にカーソルごとに割り当てられたプライベートSQL領域も、カーソル実行後に破棄されることなく保持され、カーソルの割当ておよび初期化にかかる時間が節約されます。

  • false

    新しいSQL文に対する領域を確保するため、共有SQL領域をライブラリ・キャッシュから割当て解除できます。

ノート:

このパラメータがtrueに設定されている場合、SERIAL_REUSEパラメータは無効となります。

関連項目: