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4.6 DBA_ACCHK_STATISTICS_SUMMARY

DBA_ACCHK_STATISTICS_SUMMARYには、アプリケーション・コンティニュイティ保護チェック(ACCHK)のワークロード実行中に実行された各セッションのアプリケーション・コンティニュイティ保護統計のサマリーが表示されます。

ACCHKは実行中のワークロードで使用する必要があります。中断されたセッションはこのビューに含まれません。

ACCHK_READロールを使用すると、管理権限を持たないユーザーは、このビューを問い合せることができます。

データ型 NULL 説明

INST_ID

NUMBER

セッションのインスタンスの識別子

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

SERVICE_NAME

VARCHAR2(64)

セッションのサービス名

FAILOVER_TYPE

VARCHAR2(16)

セッションのFAILOVER_TYPEサービス設定を示す。可能な値は次のとおり。

  • AUTO - 透過的アプリケーション・コンティニュイティ(TAC)がセッションに対して有効化された

  • TRANSACTION - アプリケーション・コンティニュイティ(AC)がセッションに対して有効化された

  • NONE - セッションのフェイルオーバーが無効化された

FAILOVER_RESTORE

VARCHAR2(16)

セッションのFAILOVER_RESTOREサービス設定を示す。可能な値は次のとおり。

  • AUTO - 透過的アプリケーション・コンティニュイティ

  • LEVEL1 - アプリケーション・コンティニュイティ

  • NONE - セッション状態はフェイルオーバー時にリストアされない

RESET_STATE

VARCHAR2(16)

セッションのRESET_STATEサービス設定を示す。可能な値は次のとおり。

  • LEVEL1 - リクエストの終了時にセッション状態がクリーンアップされた

  • NONE - リクエストの終了時にセッション状態がクリーンアップされなかった

TOTAL_REQUESTS

NUMBER

このセッションで受信したリクエスト数

PROTECTED_CALLS_PERCENT

NUMBER

フェイルオーバーのためにアプリケーション・コンティニュイティによって保護されたリクエスト内のユーザー・コールの割合

PROTECTED_TIME_PERCENT

NUMBER

フェイルオーバーのためにアプリケーション・コンティニュイティによって保護されたリクエスト内で費やされた時間の割合

AVG_USER_CALLS_IN_REQUESTS

NUMBER

リクエスト内でアプリケーションから受信したユーザー・コールの平均数(開始リクエストと終了リクエストの間)

AVG_PROTECTED_CALLS_IN_REQUESTS

NUMBER

リクエスト内でアプリケーション・コンティニュイティによって保護されているユーザー・コールの平均数(開始リクエストと終了リクエストの間)

AVG_TIME_IN_REQUESTS

NUMBER

リクエスト内のユーザー・コールにかかった平均時間(マイクロ秒) (開始リクエストと終了リクエストの間)

AVG_TIME_PROTECTED_IN_REQUESTS

NUMBER

リクエスト内でアプリケーション・コンティニュイティによって保護されているユーザー・コールの平均時間(マイクロ秒) (開始リクエストと終了リクエストの間)

ノート:

このビューは、Oracle Databaseリリース19c, バージョン19.11以降で使用可能です。ただし、Oracle Databaseリリース19cではデフォルトでは作成されません。このビューを作成するには、DBMS_APP_CONT_ADMIN.ACCHK_VIEWS( )プロシージャを実行する必要があります。詳細はOracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください。