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4.5 DBA_ACCHK_STATISTICS

DBA_ACCHK_STATISTICSには、アプリケーション・コンティニュイティ保護チェック(ACCHK)のワークロードの実行中に実行された各セッションのアプリケーション・コンティニュイティ保護統計が表示されます。

ACCHKは実行中のワークロードで使用する必要があります。中断されたセッションはこのビューに含まれません。

ACCHK_READロールを使用すると、管理権限を持たないユーザーは、このビューを問い合せることができます。

データ型 NULL 説明

INST_ID

NUMBER

セッションのインスタンスの識別子

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

TIMESTAMP

TIMESTAMP(3)WITH TIME ZONE

セッションが終了し、統計がレポートされた時刻

SESSION_ID

NUMBER

セッションのID

SERIAL#

NUMBER

セッションのシリアル番号

STAT_TYPE

VARCHAR2(32)

統計のタイプ

この列の値は、常にSESSION_STATISTICSです。

SERVICE_NAME

VARCHAR2(64)

セッションのサービス名

FAILOVER_TYPE

VARCHAR2(16)

セッションのFAILOVER_TYPEサービス設定を示す。可能な値は次のとおり。

  • AUTO - 透過的アプリケーション・コンティニュイティ(TAC)がセッションに対して有効化された

  • TRANSACTION - アプリケーション・コンティニュイティ(AC)がセッションに対して有効化された

  • NONE - セッションのフェイルオーバーが無効化された

FAILOVER_RESTORE

VARCHAR2(16)

セッションのFAILOVER_RESTOREサービス設定を示す。可能な値は次のとおり。

  • AUTO - 透過的アプリケーション・コンティニュイティ

  • LEVEL1 - アプリケーション・コンティニュイティ

  • NONE - フェイルオーバー時にセッション状態がリストアされなかった

RESET_STATE

VARCHAR2(16)

セッションのRESET_STATEサービス設定を示す。可能な値は次のとおり。

  • LEVEL1 - リクエストの終了時にセッション状態がクリーンアップされた

  • NONE - リクエストの終了時にセッション状態がクリーンアップされなかった

PROGRAM

VARCHAR2(84)

オペレーティング・システムのプログラム名

BEGIN_REQUESTS

NUMBER

セッションで受信した開始リクエストの数

END_REQUESTS

NUMBER

セッションで受信した終了リクエストの数

USER_CALLS_IN_REQUESTS

NUMBER

リクエスト内でアプリケーションから受信したユーザー・コールの数(開始リクエストと終了リクエストの間)

PROTECTED_CALLS_IN_REQUESTS

NUMBER

アプリケーション・コンティニュイティによって保護されているユーザー・コールの数(開始リクエストと終了リクエストの間)

TIME_IN_REQUESTS

NUMBER

リクエスト内のユーザー・コールにかかったマイクロ秒での時間(開始リクエストと終了リクエストの間)

TIME_PROTECTED_IN_REQUESTS

NUMBER

リクエスト内のアプリケーション・コンティニュイティによって保護されたユーザー・コールのマイクロ秒単位での時間(開始リクエストと終了リクエストの間)

ノート:

このビューは、Oracle Databaseリリース19c, バージョン19.11以降で使用可能です。ただし、Oracle Databaseリリース19cではデフォルトでは作成されません。このビューを作成するには、DBMS_APP_CONT_ADMIN.ACCHK_VIEWS( )プロシージャを実行する必要があります。詳細はOracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください。