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4.4 DBA_ACCHK_EVENTS_SUMMARY

DBA_ACCHK_EVENTS_SUMMARYには、アプリケーション・コンティニュイティ保護チェック(ACCHK)ワークロードの実行中に発生したイベントに関するサマリー情報が表示されます。

このビューには、セッション内で特定のタイプのイベントが発生した回数が表示されます。このビューは、DBA_ACCHK_STATISTICS_SUMMARYビューとともに使用できます。このビューのINST_IDおよびCON_ID列をDBA_ACCHK_STATISTICS_SUMMARYINST_IDおよびCON_ID列と結合して、特定のインスタンスのアプリケーション・コンティニュイティ保護統計を表示します。

ACCHK_READロールを使用すると、管理権限を持たないユーザーは、このビューを問い合せることができます。

データ型 NULL 説明

INST_ID

NUMBER

インスタンスの識別子

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

SERVICE_NAME

VARCHAR2(64)

セッションのサービス名

FAILOVER_TYPE

VARCHAR2(16)

セッションのFAILOVER_TYPEサービス設定を示す。可能な値は次のとおり。

  • AUTO - 透過的アプリケーション・コンティニュイティ(TAC)がセッションに対して有効化された

  • TRANSACTION - アプリケーション・コンティニュイティ(AC)がセッションに対して有効化された

  • NONE - セッションのフェイルオーバーが無効化された

FAILOVER_RESTORE

VARCHAR2(16)

セッションのFAILOVER_RESTOREサービス設定を示す。可能な値は次のとおり。

  • AUTO - 透過的アプリケーション・コンティニュイティ

  • LEVEL1 - アプリケーション・コンティニュイティ

  • NONE - フェイルオーバー時にセッション状態がリストアされなかった

RESET_STATE

VARCHAR2(16)

セッションのRESET_STATEサービス設定を示す。可能な値は次のとおり。

  • LEVEL1 - リクエストの終了時にセッション状態がクリーンアップされた

  • NONE - リクエストの終了時にセッション状態がクリーンアップされなかった

PROGRAM

VARCHAR2(84)

トレース・レコードを生成したオペレーティング・システム・プログラムの名前

MODULE

VARCHAR2(64)

トレース・レコードを生成したモジュールの名前

ACTION

VARCHAR2(64)

トレース・レコードを生成したアクションの名前

SQL_ID

VARCHAR2(13)

トレース・レコードを生成したSQL文のSQL識別子

CALL_NAME

VARCHAR2(20)

トレース・レコードを生成したユーザー・コールの名前

EVENT_TYPE

VARCHAR2(16)

イベント・タイプ。可能な値は次のとおり。

  • DISABLED - イベントにより、取得またはリプレイが無効になりました。詳細は、ERROR_CODE列を参照してください。

  • NEVER ENABLED - イベントの発生時に、アプリケーション・コンティニュイティも透過的アプリケーション・コンティニュイティもセッションに対して有効化されませんでした。

  • NOT ENABLING - このイベントは、保護が無効化された後にデータベースが保護を再有効化できなかった理由を示します。詳細は、ERROR_CODE列を参照してください。

  • REPLAY FAILED - このイベントは、セッションがフェイルオーバーしなかった理由を示します。このイベントは、アプリケーション・コンティニュイティがフェイルオーバーできなかった場合にのみ発生します。詳細は、ERROR_CODE列を参照してください。

ERROR_CODE

NUMBER

エラーが発生した場合、この列にはエラー・コードORA-numberが表示されます。それ以外の場合、この列の値は0です。

FREQUENCY

NUMBER

ワークロードの実行中にイベントが発生した回数

ノート:

このビューは、Oracle Databaseリリース19c, バージョン19.11以降で使用可能です。ただし、Oracle Databaseリリース19cではデフォルトでは作成されません。このビューを作成するには、DBMS_APP_CONT_ADMIN.ACCHK_VIEWS( )プロシージャを実行する必要があります。詳細はOracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください。