1.123 ENCRYPT_NEW_TABLESPACES
ENCRYPT_NEW_TABLESPACES
には、新しく作成されたユーザー表領域を暗号化するかどうかを指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
すべてのインスタンスに同じ値を指定する必要がある。 |
ENCRYPT_NEW_TABLESPACES
パラメータに指定できる値は、次の意味を持ちます。
-
CLOUD_ONLY
:ユーザー表領域をOracle Cloudに作成する場合、SQLの
CREATE
TABLESPACE
文にENCRYPTION
…ENCRYPT
句が指定されていなくても、表領域がAdvanced Encryption Standard 128 (AES 128)により透過的に暗号化されます。ユーザー表領域をオンプレミス・データベースに作成する場合、表領域が暗号化されるかどうかは、CREATE
TABLESPACE
文のENCRYPTION
句によって決まります。CLOUD_ONLY
がデフォルト値です。 -
ALWAYS
:ユーザー表領域をOracle Cloudまたはオンプレミス・データベースのどちらに作成する場合も、
CREATE
TABLESPACE
文にENCRYPTION
…ENCRYPT
句が指定されていなくても表領域がAES128で透過的に暗号化されます。 -
DDL
:ユーザー表領域をOracle Cloudまたはオンプレミス・データベースのどちらに作成する場合も、指定されたDDLに
CREATE
TABLESPACE
文が続きます。ENCRYPTION
句が指定されない場合、表領域は暗号化されません。ENCRYPTION
USING
…ENCRYPT
句が指定されている場合、指定されたアルゴリズムを使用して表領域が暗号化されます。アルゴリズムを指定せずにENCRYPTION
ENCRYPT
を指定した場合、表領域はデフォルトのAES128アルゴリズムで暗号化されます。
関連項目:
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表領域暗号化の詳細は、『Oracle Database Advanced Securityガイド』を参照してください
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CREATE
TABLESPACE
文の詳細は、Oracle Database SQL言語リファレンスを参照してください