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1.210 MULTISHARD_QUERY_DATA_CONSISTENCY

MULTISHARD_QUERY_DATA_CONSISTENCYを使用すると、マルチシャード問合せのデータ整合性設定を指定できます。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

MULTISHARD_QUERY_DATA_CONSISTENCY = { STRONG | SHARD_LOCAL | DELAYED_STANDBY_ALLOWED }

デフォルト値

STRONG

変更可能

ALTER SESSIONALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

基本

いいえ

Oracle RAC

このパラメータの値は、Oracle RACインスタンスごとに変えることができます。

MULTISHARD_QUERY_DATA_CONSISTENCYを使用すると、グローバルに分散させることができるマルチシャード問合せをシャード間で実行する際に、SCN同期のコストを回避できます。

MULTISHARD_QUERY_DATA_CONSISTENCYは、システム・レベルまたはセッション・レベルで設定できます。

MULTISHARD_QUERY_DATA_CONSISTENCYに設定できる値は次のとおりです。

  • STRONG: この設定を使用すると、SCN同期がすべてのシャードにわたって実行され、データはすべてのシャードで一貫しています。この設定は、グローバルな読込み一貫性機能を提供します。これはデフォルト値です。

  • SHARD_LOCAL: この設定を使用すると、SCN同期がすべてのシャードにわたって実行されません。データは各シャード内で一貫しています。この設定は、最新のデータを提供します。

  • DELAYED_STANDBY_ALLOWED: この設定を使用すると、SCN同期がすべてのシャード間で実行されません。データは各シャード内で一貫しています。この設定により、可能な場合は(たとえば、ロード・バランシングに応じて)データをData Guardスタンバイ・データベースからフェッチできますが、失効データがスタンバイ・データベースから戻されることもあります。

関連項目:

マルチシャード問合せの一貫性レベルを指定する方法の詳細は、『Oracle Shardingの使用』を参照してください