1.217 NLS_CALENDAR

NLS_CALENDARには、Oracleが使用する暦法を指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

NLS_CALENDAR = "calendar_system"

デフォルト値

なし。暗黙的にGREGORIANを示す。

変更可能

ALTER SESSION

PDBで変更可能

はい

値の範囲

有効なカレンダ書式名

基本

いいえ

NLS_CALENDARパラメータには、次の値のいずれかを指定できます。

  • Arabic Hijrah

  • English Hijrah

  • Ethiopian

  • GREGORIAN

  • Japanese Imperial

  • Persian

  • ROC Official (台湾暦)

  • Thai Buddha

たとえば、NLS_CALENDAREnglish Hijrahに設定されているとします。日付書式は、DD Month YYYYです。日付が2025年3月7日の場合、SYSDATEは次のように表示されます:

SELECT SYSDATE FROM DUAL;
SYSDATE
--------------------------
07 Ramadan            1446

ノート:

この初期化パラメータNLS_CALENDERの値は、このパラメータのセッション値の初期化に使用され、SQL問合せの処理で参照される実際の値です。初期化パラメータが指定されていない場合、初期セッション値はGREGORIANとなります。クライアントがOCIベースで、NLS_LANGのクライアント設定(環境変数)が定義されている場合、この初期値はクライアント側の値でオーバーライドされます。

関連項目:

使用可能な暦法のリストは、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。